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体毛に縛られない生き方 [問題提起]

剃刀や爪切り、包丁、医療器具など刃物メーカーとして知られるKAIグループ
(貝印株式会社とカイインダストリーズ株式会社)が提案した、体毛を剃るか
剃らないかの選択を主体的に考えよう、という趣旨の広告ポスターが、話題に
なっています。

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KAIグループは元々は岐阜県関市(戦国時代の有名な刀工である孫六兼元から
継承された匠の技が受け継がれた刃物の街として知られています)で創業した
刃物メーカーで関孫六というブランドの包丁も製造販売していますが、男性用
女性用の剃刀のブランドでも知られています。


剃刀メーカーなので全国の老若男女が、髭を剃り、腋毛やいわゆるVラインの
お手入れをしてくれるのが営業面では有難いのでは?と思いますが、ムダ毛を
ムダ毛と決めつけない自由な価値観を認め合うことを応援したいという趣旨で
「ムダかどうかは、自分で決める」というポスターを作ったそうです。

小学生6年生の時に同級生の女子の腋毛を偶然見て、思わず「あっ!」と声に
出してしまって女子を泣かせてしまった経験は、今でも覚えている痛い経験で
小学生の頃って女の子の方が早熟ですが、第二性徴期も早いとかそんなことは
思いもしなくて本当に偶然、腋が見えてそこに毛があったというだけのことで
驚いてしまったんですよ。

逆に言うと、私が小学生の頃から町内で見かける近所のおばちゃんも、都会で
(私にとっての都会は名古屋でした)見かけるきれいなお姉さんも、夏に見る
薄手の服から見える腋やプールで見る水着の腋に毛はなかったわけです。

日本人がいつから腋毛をムダ毛と認識したのかの歴史は知りませんが、半世紀
前にはすでに腋毛はムダ毛だとして処理されていたわけで、その価値観を根底
からひっくり返す貝印の企画は多くの賛同を得ているみたいです。

企画を進めるにあたり貝印ではアンケートを実施して、「剃毛や脱毛に対する
考え方に束縛感や違和感を感じたことがあるか」という質問に対して36.5%の
人が「感じたことがある」と答えているということで、コロナ禍で問題視され
日本人の負の特性とされている同調圧力の影響はこんな形でもあるわけです。

「女性が体毛を処理しなくても良いと思うか」という質問の答えでは「思う」
「やや思う」が42.8%と半分以下になっていて、15-39歳の男女は「女性の肌
はムダ毛のないスベスベな肌が良い」という価値観が刷り込まれている感じの
人が過半数ということになるみたいです。

ここ10年ぐらいでVラインとかIラインとかOラインとか脱毛エステのビジネス
に翻弄されている感は否めませんが、下半身の脱毛をする人も増えてきている
状況にあるわけで、あえて「ムダかどうかは、自分で決める。」という広告を
前面に押し出しても、その広告が受け入れられるということは自らの強い意志
ではないけれど、恋人や同性の友人との話などで今のトレンドは無毛なんだよ
という言葉に従っている部分がありつつも、それでもホントは脱毛なんて面倒
と思っている人も少なくはないということだと思います。

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海外の女性アーティストはマドンナとか、レディ・ガガなど腋毛を見せている
人も少なくありませんが、日本ではそこまで吹っ切れている人はいないために
ポスターの女性はCGで創作されていますが、そういう部分があること自体まだ
日本では、ある意味、女性はこうあるべきみたいな、悪く言えば女性蔑視的な
発想から抜け出せていないということになるのでしょうね。

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ムダ毛だけでなく「ムダかどうかは、自分で決める。」という考え方が、広く
受け入れられる世の中になればハイヒールの強要とか、中学、高校の下着は白
のみとか、マスクも白のみなんていうバカなルールも無くなるはずです。
毛があっても毛が無くても自信のある人はステキです。

人はもっと自由に、もっと個性的であるべきだと思うので、こういう取り組み
をいろんな業界で進めて行って欲しいですね。


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