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F1-grand prix 第6戦 スペイン(予選結果まで) [モータースポーツ]

再開されたF1-grand prixの第6戦は、スペイン(バルセロナ)のカタロニア
サーキットに移動してのレースになります。

例年、年明け後の開幕前に合同テストが行われる場所で、いつもならば5月に
ヨーロッパでの転戦のスタートとして開催されますが、コロナ禍により春から
夏にかけてのレースが延期、中止になった関係で真夏の開催になりました。

先回のシルバーストンでのレースでは高温に強いとされるレッドブル・ホンダ
が高温に弱いとされるメルセデスに完勝して、評判通りの結果になりましたが
エンジンや冷却系の違いというよりは、メルセデスのタイヤの接地面が高温で
溶けてブリスター(タイヤの表面が水泡状になる状態)が出来たため、走行時
に飛散してトラブルの原因になることから減速の必要があったことが全開走行
出来なかった理由になっているので、高温が予想されるカタロニアサーキット
であってもレッドブル・ホンダが絶対に有利とは言えません。


同じピレリのタイヤでありながら、メルセデスが苦戦、レッドブル・ホンダは
新車のRB16が今年最高の想定通りのパフォーマンスを展開できたのかの理由
を明確にすることが、今後のレース戦略でも重要になりそうです。

70th_F1_Mercedes.jpg
レース後にタイヤを見るバルテリ・ボッタス

70th_F1_redbull.jpg
レッドブル・ホンダのタイヤもブリスターが発生しています。

もう一つの懸念材料になっている決勝ではメルセデス以上のパフォーマンスを
発揮できるレッドブル・ホンダのマシンが、予選ではレーシング・ポイントや
ルノーと競い合う(メルセデスの二台のみ1秒近くの差をつけてフロントロー
を独占する状況が続いています)レベルになってしまうのかについても、精査
して対応するようなので、スペインでは予選タイムも気になります。

去年の後半から最強エンジンを投入していたフェラーリは、今年の開発は失敗
したようで、エンジンは優位性どころかメルセデス、ホンダ、ルノーよりも下
のレベルだと酷評されている上に、シャシーのバランスが悪く優勝争いからは
完全に脱落しているのが現状で、さらにフェラーリでは毎年のことなんですが
チーム内部での不協和音が勃発してセバスチャン・ベッテルは2021年の終了
を待たずにチームを出るという噂も飛び交っている状況なので、メルセデスと
レッドブル・ホンダの一騎打ちというのが現在の優勝争いになっています。



レッドブル・ホンダの連続優勝も期待したいですが、アルファタウリのマシン
も調子が上がってきているみたいなので、ホンダの4台が全て入賞することも
期待したいスペインGPです。

フリー走行の2回目の結果:
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 1分16秒883
2.バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 1分17秒170
3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 1分17秒704
4.ダニエル・リカルド(ルノー) - 1分17秒868
5.ロマン・グロージャン(ハース) - 1分18秒133
6.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分18秒147
7.カルロス・サインツ(マクラーレン) - 1分18秒214
8.セルジオ・ペレス(レーシングポイント) - 1分18秒293
9.エステバン・オコン(ルノー) - 1分18秒303
10.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) - 1分18秒312

相変わらずメルセデスは速いですね。
ただ、ベルギーGPからは予選モードが禁止になることが決まりました。
現在はメルセデスのエンジンが予選モードと決勝モードでは相当の差があって
予選で良いスタート位置を獲得して決勝を有利に進める、という戦略でしたが
予選モードが禁止になり予選と決勝のエンジンは全く同じでなければならない
ということになると、出力を上げている予選モードのままでは決勝の最後まで
エンジンが持たないということになるので、予選と決勝で大きな差を付けない
ホンダ、ルノーは戦闘力が上がるということを意味すると思います。

フェラーリも歓迎していますが、今年のエンジンは決勝でも遅いですからね。
あまりフェラーリには関係ないような気がしないでもありません。

フリー走行3回目の結果:
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 1分17秒222
2.バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 1分17秒373
3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 1分17秒737
4.カルロス・サインツ(マクラーレン) - 1分18秒046
5.セルジオ・ペレス(レーシングポイント) - 1分18秒096
6.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分18秒193
7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) - 1分18秒211
8.ランス・ストロール(レーシングポイント) - 1分18秒309
9.アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ) - 1分18秒371
10.ダニエル・リカルド(ルノー) - 1分18秒384

トップ3は変わりません。
多分、予選でも3番手までは変わらないかも知れませんね。


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