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ようやく2020年が始まったF1 [モータースポーツ]

開幕戦のオーストラリアGPが中止になり、延期と中止が続いていた2020年の
F1-grand prixがオーストリアのレッドブル・リンクで開幕しました。



無観客で開催ということでコロナ禍の影響はまだまだ大きく残ってはいますが
どこかで目途をつけて動き出さない限り再開はあり得ないという認識は全ての
参加チームで共有されていることは間違いないわけですし、特にオーストリア
はレッドブルの地元ですから、テレビ観戦のファン以上にレッドブル・ホンダ
アルファタウリ・ホンダの関係者のテンションは高まっていることでしょう。


現時点でフリー走行の一回目が無事に終了し、二回目が行われている真っ最中
ということになりますが、一回目のトップタイムは毎年の定位置になっている
メルセデスのルイス・ハミルトン、そして二番手は同じくメルセデスから参戦
のバルテリ・ボッタスということになっていて三番手にレッドブル・ホンダの
マックス・フェルスタッペンという状況で開幕直前の予測通りです。



今年はフェラーリが開発に失敗しているという噂がある他に、今年いっぱいで
チームを離脱することが決まっているセバスチャン・ベッテルがチーム内では
浮いた存在になっているという話もあって技術的にもメンタル的にも例年通り
のストレスが多いチーム事情ということなっているので優勝争いはメルセデス
とレッドブル・ホンダの一騎打ちになると見られています。

一回目のフリー走行でもシャルル・ルクレールが10番手、優勝争いは難しいと
されていてモチベーションが低下しているセバスチャン・ベッテルは12番手に
止まっていることから、近年では最高の状態で開幕戦を迎えたとメッセージを
出しているレッドブル・ホンダの優勝もあるかも知れません。

今までずっとシルバーアローと呼ばれてメルセデスのチームカラーとして認識
されてきたシルバーのマシンは、アメリカで問題化している黒人差別の問題に
積極的に関与していくべきであるというルイス・ハミルトンの主張に同調する
方針からマシンとレーシングスーツもブラックになっています。

スポーツや芸術関係、芸能関係者は政治に関与するべきではないという古臭い
概念が正当化されてきた今までの時代からコロナ禍や人種差別に対して抗議を
することが重要であるという認識が世界に広がりつつあることを歓迎します。

特に日本においては特に女性芸能人に対して批判的な職業差別、性差別を正当
だと考えている中高年のいわゆるネトウヨ(男性だけではなく同じ女性である
にも関わらず政治的な発言を批判する杉田水脈やはすみとしこなどの愚か者が
存在します)が幅を利かせていますが、全ての人は不条理に対して声を上げる
権利があることをもっと強く大きく広げていかなければならないと思います。

人の命、人の権利、人の生き方に対する考え方は世界規模で感染拡大している
コロナウイルスによって大きく変わろうとしています。
そういう価値観の変化をトップチームであるメルセデスが積極的に取り入れて
開幕したF1にモータースポーツの頂点以上の役割を期待しています。


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