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夏が旬のニジマス(レインボートラウト) [限定・季節の食材]

体の側面に虹色の模様があるきれいな川魚なので量販店の鮮魚売り場ではアユ
と並んで川魚のメイン商材になっていて、通年販売されている魚種ですが旬の
季節を上げるとすれば夏。ちょうど、キャンプなどで川を堰き止めて掴み取り
をしたりする頃がニジマスの美味しい季節ということになります。

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滋賀県の醒ケ井に、日本の養鱒の基礎となった養鱒場があるように自然界での
繁殖はほとんどない魚なので、今でも全国の清浄な水のある地域で観光目的の
釣り堀や販売目的の養殖が行なわれています。


サケ科の魚なので最大では40-50センチ程度まで成長し、この程度にまで成長
したニジマスの身は鮭のようにサーモンピンクになっています。

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釣り堀で釣った大きな魚体のニジマスは、あまりにもきれいな身なので思わず
刺身にしようかと思ったりもしますが、サケ科の仲間はアニサキスをはじめと
した寄生虫がついていることが多いので水自体を自然から隔離して滅菌処理を
した水で育てた魚以外を生食することは厳禁です。

最近、よく店頭に並ぶ「サーモントラウト」は、ニジマスを海水の生簀で養殖
したもので、こちらはノルウェーやチリなどの清浄な海域において厳密に管理
されて養殖されている上、その後-30℃以下で凍結されるので寄生虫の心配を
しなくても刺身サーモンとして食べることが出来るのでよく売れています。

nijimasu-2.jpg

ニジマスの場合は塩焼きにするのが一般的ですが、やはり外来魚なので洋風に
バター焼き、ムニエル、フライなどの調理法が基本的には向いているのですが
サケの仲間ということを考えてチャンチャン焼きにすると美味しく食べること
が出来るのはあまり知られていません。

鮭には独特の臭みがありますが、ニジマスの場合はそこまで鮭には似ていない
ということで、あまり臭いもないので焼けた味噌との相性も良く焦げるぐらい
まで焼いたものは、白いご飯と相性がぴったりだという意見もあります。

コロナ禍ということで、家族でのお出かけもままなりませんが、人との距離を
開けやすいということでキャンプが人気のようですので、今年の夏はキャンプ
でニジマス釣りをしてちゃんちゃん焼きなどいかがでしょうか。


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