2020年・F1カレンダー 前半戦

今シーズンは、3月15日のオーストラリアGP（メルボルン）からスタートして
これまでのシーズンで最多の22戦が計画されていたF1ですが、世界で感染拡大
したコビット19の影響から延期や中止が重なり、現時点では開幕もしていない
のが現実ということになっています。



今年から初めて開催されるはずだったベトナム（ハノイ）も含めて延期された
レースの開催予定は現時点では未定になっていて、再開後はヨーロッパを転戦
して今シーズンは終了という話があったり、いやいや来年まで継続して開催し
2020/2021シーズンにしてはどうかという話もありますが、例年ならば夏休み
になる八月もスケジュールに組み込んで、可能な限りのレース数を確保しよう
という案が現実的だと思います。

ということで前半戦というか、まずは無観客のクローズドイベントとして開催
される8戦のスケジュールが発表されています。
移動をなるべく少なくするという趣旨からオーストリアと英国では同じコース
で二戦が計画されているので開催国としては6カ国になります。

7月3日～5日　オーストリア　レッドブル・リンク
7月10日～12日　オーストリア　レッドブル・リンク
7月17日～19日　ハンガリー　ハンガロリンク
7月31日～8月2日　英国　シルバーストーン
8月7日～9日　英国　シルバーストーン
8月14日～16日　スペイン　カタロニア
8月28日～30日　ベルギー　スパ・フランコルシャン
9月4日～6日　イタリア　モンツァ

この8戦が最初のレースが終わる頃には残りのレース数と開催場所が決定され
年間で15-18戦程度のレースが12月まで続くことになる予定です。

モナコは延期ではなく中止を明言していますが、その他の延期になったレース
は各国の関係者は開催する方向で調整をしていましたが10月に開催予定だった
鈴鹿サーキットの日本グランプリ、毎年、公道を利用してレースが開催される
アゼルバイジャン、シンガポールは中止が決まりました。

日本グランプリについてはまた次回で詳しく書くようにしますが、アメリカと
アジアを除いた前半戦（暫定的ですが）の後は、レースが出来るのか？という
部分も含めて、今年のF1（ほとんどのスポーツイベント、音楽イベントが延期
または中止になっていますのでモータースポーツだけではありませんね）では
総合優勝が決まらないということもあり得るかも知れません。

各チームは最大80人に制限され、移動前とレース前にもウイルス検査を受けて
移動はチャーター機、空港からホテルまでは車で移動し、ホテルは貸し切りに
して一般客との接触を避けるなど、経費的にも人員的にも厳しい条件での開催
ということもあり、今シーズン終了後には金銭面の負担に耐えられずに撤退を
検討するチームが数チームあるとも言われているのが気になります。

そうは言ってもレースをしなければ勝者もなければ、見せ場もないわけなので
FIAとF1（リバティメディア）の計画が確実に実行されることを期待します。

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