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睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気 [健康・医療]

先日、睡眠時無呼吸症候群という持病があるという話をチラッと書きました。
聞いたことはあるけど他人事だと思っている人が多いかと思いますが、日本の
国内での推定患者数は約800万人とされていて、単純計算で約7%の人がこの
病気を持っているということになります。

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一番多い症例としてはいびきがうるさいということで耳鼻咽喉科を受診する人
がいるのですが、目覚めた後も寝た気がしないとか、寝て起きた時に寝る前と
比べて疲れが取れていない、さらに寝た後の方が疲れている感じがするという
感じで受診する人も少なくありません。


私が耳鼻咽喉科を受診したのも、12時前に寝て7時半頃に起きても寝不足感
があって仕事中でも眠くなるということと、家族から寝ている時にいびきの間
に呼吸が止まるということを聞いて、それはちょっとマズいことかも知れない
ということで耳鼻科を受診しました。

睡眠時無呼吸症候群は耳鼻科の病気なので、内科を受診しても検査が出来ない
ので面倒でなければ、睡眠外来を標榜している耳鼻科を受診するのが良いかも
知れませんが、医師も相性がありますからね、印象の悪い医者だと治るものも
治りませんから合わないと思ったら変わった方が良いと思います。

かかりつけの内科医、医療情報で検索した耳鼻科医の話などから寝ている時に
うるさいだけではないのが睡眠時無呼吸症候群という病気で、睡眠中に呼吸が
止まることを繰り返すことで心臓への負担が増えたり、就寝中も血圧が上がり
高血圧によって血管が傷んで動脈瘤や虚血性心不全、脳出血、腎臓や肝臓への
負担増による内臓疾患などによって50代で突然死するリスクが上がることが
わかりました。また脳への酸素不足で認知症の発症が早まり、寿命が縮むだけ
ではなく定年よりも前に認知症になるかも知れないと言われました。

というようなことで、コビット19(新型コロナウイルス)の感染拡大が世の中
の最大懸念事項となっている今、持病のある人は特に危険性が高いという指摘
がありますが、睡眠時無呼吸症候群は名前が出ませんが、呼吸に大きな負担が
かかるという点では要注意な病気であることを知って欲しいです。

耳鼻科で問診をすると最初は自宅で検査データを収集できる簡易検査の器具を
貸してくれますので、寝る時に器具を付けてデータを集めて返却すると分析後
結果を聞きに行き、重症度によって精密検査(1泊入院)するか、経過観察を
することになります。

私の場合は重症度も高かったのですが、中枢性睡眠時無呼吸(睡眠時無呼吸の
数パーセントほどの割合)の傾向が強いので精密検査に回されました。

睡眠時無呼吸症候群は二種類のタイプに分けられ肥満、扁桃腺肥大、顎が丸く
首が短い体型の人に出ることが多く、睡眠時無呼吸と診断される人の90%以上
は上気道の空気が通るスペースが狭い閉塞型睡眠時無呼吸となります。

それに対して数パーセントの割合ですが、寝ている時に脳が呼吸をしなさいと
命令しなくなるタイプがあり、肺や胸郭、呼吸筋、末梢神経などの呼吸器系統
には異常がないにも関わらず呼吸しようする努力をしないので寝ていると呼吸
が止まってしまう中枢性睡眠時無呼吸と呼ばれます。

閉塞型睡眠時無呼吸は原因が特定しやすいけれど、中枢性睡眠時無呼吸の場合
開業医では原因が特定できないので総合病院で精密検査をして下さい、という
ことになり紹介状を書いてもらって一泊入院の検査をすることになりました。

同居している人に「いびきがうるさい」「寝ている時に呼吸が止まっている」
と指摘されたり、「日中も強い眠気がある」「寝たはずなのに疲労感がある」
「起床時に頭が痛い」「起きた時に口から喉が渇いている」といった自覚症状
がある人は耳鼻咽喉科で診察を受けることをお勧めします。

検査の様子については次回で詳しく書きます。


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