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1979年のヒット曲 前編 [音楽]

1979年、この年はゲーム喫茶が大盛況になった年です。
今のゲーム機が標準の小学生や中学生から見たらショボいと思われること確実
なスペースインベーダーが大ヒットして、ゲームセンターのみならず喫茶店の
テーブルの半分以上がゲーム機が埋め込まれたところもありました。
コーヒーを注文したテーブルの端に両替した100円玉を積み上げている大人を
どこの喫茶店でも見かけたものです。

space_invader.jpg

そしてこの年の年間一位は渥美二郎さんの「夢追い酒」なんですね。
大体、演歌ってヒットした曲は意外に記憶に残っているものなんですが、妙に
記憶に残っていない不思議な歌だったりします。(個人的な感想)


この年は三位にも「おもいで酒」小林幸子さんの曲が入っていて、そんなに酒
を飲んで忘れなければならないことが多かった年なんでしょうかね。



二位になったのがジュディ・オングさんの「魅せられて」
今は亡き池田満寿夫氏が自分の作品「エーゲ海に捧ぐ」を自ら監督して映画化
した際、主演の女優(イタリアで政治家にもなったチチョリーノ)がワコール
の下着を着けて出演(タイアップ広告)し、ワコールのCMで「魅せられて」
がCMソングとして使用されていてイメージ映像が「エーゲ海に捧ぐ」からと
されていたため、映画のテーマ曲だと勘違いされていた曲です。

Dedicato Al Mare Egeo.jpg

「エーゲ海に捧ぐ」は画家を志す青年が、浮気三昧の日々を送りエーゲ海まで
出かけて相変わらず性愛の日々を送った挙句に、浮気相手の妹に射殺されると
いう内容が無いと言えば、その通りの映画で下半身のマル秘の部分がピンク色
の円で隠されているということでコントで作ったポルノ映画みたいでした。

全編がほぼ全裸シーンなので映画が終わってもピンク色の円が強く印象に残る
というなかなかあり得ない映画ではありました。

ピンク続きでの話ですが、前年まで絶好調だったピンクレディーも、いよいよ
飽きられてきたという見方が正しいかは判りませんが、人気が下降線をたどり
カメレオンアーミーが10位、ピンク・タイフーンが44位、ジパングが48位と
トップ10には一曲のみ、ピンク・タイフーンは「やっちゃいな、やっちゃいな
やりたくなったらやっちゃいな」なんて歌詞で、もうダメだなと思いました。



「ピンク・タイフーン」の原曲は「イン・ザ・ネイビー」
大ヒットした西城秀樹さんの「ヤングマン」の原曲「YMCA」を歌っていた
ヴィレッジ・ピープルの歌なんですが、詞がやっつけ過ぎません?
ちなみに「ヤングマン YOUNG MAN」は年間7位になっています。



4位には病気のためグレープを解散して療養後、ソロ活動に転向してデビュー
を果たした、さだまさしさんの「関白宣言」が入り、「親父の一番長い日」と
「天までとどけ」の三曲が50位以内に入っています。



詞が上手いと思いますし、コンサートの喋りがとても上手なのでテレビ出演は
あまりありませんでしたが、曲の長さは3分間までがヒットの要件という世界
標準の業界内ルールを大きく逸脱した長い歌をヒットさせたのは凄いです。

曲の長さは三分にしろ!というのはクイーンの映画「ボヘミアンラプソディ」
の中でもプロデューサーからさんざん言われていましたから、ラジオやテレビ
の枠として重要視されていた(今でも?)のでしょうね。

5位には千昌夫さんの「北国の春」
この後しばらくは不動産の買収をしたりして、芸能界一の億万長者と言われて
いましたが、事業に失敗して借金王になったらチヤホヤしていた周囲の人間も
離れて芸能界で話題にならなくなりましたね。栄枯盛衰を絵に描いたみたいな
そんな実話が時々あるのが芸能界の怖いところかな。



前編はここまでにします。

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