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ゴールデン・ラズベリー賞 [シネマクラブ]

アメリカで公開された作品の中でもっとも映画関係者に評価された作品を投票
によって選出し授与・表彰されるのがアカデミー賞であるのに対し、アメリカ
で公開された作品の中で、もっとも製作費を無駄に使った駄作、凡作を選んで
表彰されるのがゴールデン・ラズベリー賞という賞です。



演技が下手で有名なシルベスター・スタローンやジョン・トラボルタが何度か
主演男優賞を受賞していることからもわかるように、皮肉とか嫌味とかでなく
そのまま正当な評価と思える場合もあれば、そんなに演技が下手でもないのに
どうしてこんな映画に出てしまったんだ?という意味合いで賞が贈られる場合
もあるように思います。


アル・パチーノとかブルック・シールズが受賞しているのはそういう意味では
ないかと思いますが、マドンナやパリス・ヒルトンのような常連さんの場合は
もう映画には出ないで下さいということだろうなと思ったりします。



日本の場合は最低評価なんて付けられたら、もう映画に出られないという方向
ではなくて、最低評価なんて付けたら製作に協力しないぞという芸能事務所が
かなりの軒数ありそうな気がするので、同じような趣旨で大根役者主演男優賞
なんて賞が創設されることはないでしょうね。

どんな役をやっても役名ではなく木村拓哉を演じる木村拓哉とか、絶対に候補
になると思いますが事務所がガードが堅いのと、日本特有の芸能界の力関係が
正当な批判を閉じ込めて反省に基づいて役作りをブラッシュアップしていくと
いうことはないので、いつまで経ってもお山の大将のままでしょう。

というような話はともかくとして例年ならアカデミー賞の前に発表されるはず
ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)は、今年はアカデミー賞発表の後での
発表となった上、コロナウイルスの影響で授賞式のない表彰になりました。

今年はテイラー・スウィフトが初の映画出演だと話題になった「キャッツ」が
最低作品賞や最低助演男優賞、最低助演女優賞など6部門を受賞して過去最高
の駄作という評価を決定的にしました。



日本で公開された時、劇団四季の「キャッツ」が好きなので映画も絶対に行く
と思っていたのですが、アメリカでの低評価ぶりを聞いて、こりゃお金の無駄
レベルの凡作であり駄作であるかも知れないなと思ったので止めました。



常連さんのシルベスター・スタローンは最低主演男優賞にノミネートされては
いましたが、同じく常連でラジー賞と言えばこの人であるジョン・トラボルタ
が受賞してしまいました。(日本未公開映画)

コロナウイルスのお陰で公開予定だった作品が軒並み公開延期になっています
が、「ブラックウィドゥ」や「ソニック・ザ・ムービー」「ドラえもん」など
話題作が延期になっているので、短期間で公開予定だったB級作品は公開中止
ということになりそうな気がしないでもありません。





B級だからこそ味わい深い映画もありますからね、そういう映画が公開中止に
なったりするのは残念だと思います。早く収束して欲しいです。


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