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日本アカデミー賞・新聞記者 [シネマクラブ]

春が旬の魚シリーズは一回飛ばして映画の話です。

昨年、安倍政権の数々の反社会行為の中から山口敬之の強姦事件(警察官僚の
中村格が逮捕状の執行を停止させた件)、加計学園の認可について総理案件と
して必要以上に内閣が動き、不正な補助金を支出した件などを題材に表向きは
フィクションとしながらもセミドキュメンタリー風に作られた「新聞記者」が
日本アカデミー賞の作品賞、最優秀男優賞、最優秀女優賞を受賞しました。



安倍晋三の擁護に多くの時間を費やす読売新聞の関係会社である日本テレビが
放映権を持つ日本アカデミー賞で、安倍晋三たちが支配する内閣情報調査室の
批判とデモに参加する一般市民までも犯罪者に仕立てようとする陰惨な仕事を
映画化した「新聞記者」が作品賞を受賞したことに驚きました。


東映、東宝、松竹などの会社では政治家からの干渉や上映の妨害などのリスク
を考えて作れない映画だと思いますし、主役の女性記者役でオファーを受けた
日本人女優二人は映画出演以後に政権にひれ伏すメディアから干されることを
懸念して出演を辞退し、映画の宣伝CMもテレビ局側が安倍政権に対する気遣い
から流すことが出来なかったという映画が日本アカデミー賞を受賞したことは
今迄の日本アカデミー賞のイメージ(大手三社で持ち回り)を大きく改善して
賞自体の価値を大きく向上させたと思います。

新型コロナウイルスの対応でも専門知識など全くない有本香や百田尚樹などの
似非右翼の支持者の意見を聞くなど、的外れなことしかしていない安倍晋三に
日本の総理をこれ以上続けさせることが日本にとってどういうことなのか?を
考える良い機会でもあるので、まだ見ていない人は是非「新聞記者」を自分の
感性で見ていただきたいものです。

ネットの映画評では原作者の望月衣塑子さんに対する誹謗中傷も含まれていて
似非右翼たちの危機感が現れていますが、国民よりも国家が重要だと国会答弁
で言い続ける政府に対して不信感を持たないのは単なる政府の奴隷となること
だという視点で映画を観ていただければ宜しいかと思います。



映画の中では都市伝説とされていますがSNSでは似非右翼ではない一般の人が
アルバイトで1ツイート80円で政府・自民党擁護と野党に対する攻撃的な文面
のコメントを流しているかの理由もわかると思いますよ。

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