アナと雪の女王２

「アナと雪の女王２」を昨年末に観ました。
評価はいろいろですが、私は映画評論家ではありませんので多くの人に映画の
楽しさを伝える役割があるわけでもないので、個人として感じたままに言えば
タイトル通りの終わり方で、私は納得して観ました。



前作の長編（最初に公開された映画）と今回の続編の間に、二本の短編が公開
されていますが、特段に今回の続編に絡むようなエピソードではなかったので
短編二本（「シンデレラ」と「リメンバー・ミー」との併映）は見ていないと
いう人でも違和感なく物語の中に入っていける映画でした。

前作の「レット・イット・ゴ―」のような盛り上がりのある主題歌がないこと
謎解きの要素があって、いろいろな解釈の仕方があることから前作並みの全国
でブームになるような大ヒットにはなりませんでしたが、長女のエルサは魔法
が使えるのに、アナは魔法が使えない理由が明かされているのと同時に王国に
異変が起き、その原因に種族間の抗争があったりする部分も含めて、社会問題
に取り組むディズニーの企業姿勢みたいなものも感じました。

ディズニーのそういう姿勢が「ダンボ」の実写化では逆に機能してしまったと
いう感じがしました（あの強欲だったサーカス団長が動物たちを全て開放して
人間だけでサーカスを運営することを決意するとか、ちょっと極端すぎる設定
だったので違和感がありました）が、人種差別や裏切り、環境破壊を許さない
という姿勢で作られた「アナと雪の女王２」は好きな映画になりました。

本当は字幕版が観たかったのですが、冬休みの子供連れを対象にしているから
なのか字幕版の上映は一日一回、それもレイトショーのみとか都合のつかない
時間になっていて、事実上、吹替版しか見られないというのはいかがなものか
という気はしましたが、仕方がないので吹替版で観ました。



前作は字幕版、吹替版の両方を観たので、オラフの声が大きく変わっていたら
それも嫌だなと思いましたが、声の感じも雰囲気も全く違和感がなかったので
その点はなんの文句もなく良かったと思います。

アレンデールに精霊の怒りが向けられ、その怒りを鎮められるのはエルサだけ
ということで、アナとクリストフ、オラフとスヴェンが閉ざされた森の中へと
入って行き、精霊とのコンタクトによって両親が遭難した理由も明らかになり
アレンデールに起きた数々の自然災害の本当の原因を探り出すという重い冒険
の物語なので、子供に理解できるのかな？とは思いました。



最後までネタバレしてしまうのはルール違反なので、ここまでにしますが話の
内容は良かったですし、新キャラクターも良かったです。

もう一度、字幕で観たかったんですが、1月9日で字幕版は上映終了しました。
字幕で観たければDVDを買いなさいってことなんでしょうけど、もう少し長く
上映してもらってスクリーンで観たかったです。

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