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2019年の最後は慶州・釜山の旅 -15 [トラベル]

食事を終えてお店から出て、歩いてきた道を戻るのもなんだか勿体ないような
そんな感じで、もうしばらく歩いてから大通りに出て、次の目的地へ向かうと
いうことにしました。

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お店の前では、アジュマが次のお客さんを呼びこんでいます。

お店の外に出て改めて水槽を見ると、石鯛や鯛、ヒラメなどの他、ホヤや貝類
ナマコやユムシなどの珍味系も控えていたことに気付きました。


冬の二枚貝はノロウィルスを持っている確率が高いので、出来るだけ刺身では
食べないようにしていますが、刺身の中で何が好き?と聞かれたら貝類が好き
と思っていますから、活きた貝類を見ると残念なり!と思いましたが、今回は
止めとけよ~、という天の声(そんなもの信じちゃいませんが)ということで
食後のデザート(刺身はデザートではない)は止めました。

このお店の水槽は中が見にくいので、他のお店の水槽で説明をしますと水槽の
中にいたのは以下の写真のようなメンバーです。

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左上はサザエですね、天然で波の荒いところに生息するのは角が大きく貝殻が
いかにも強そうな感じですが、養殖のサザエは穏やかな内海で育てられている
ので角があまりありません。(ですからこのサザエは養殖だと思います)

青と赤のザルの中はよく見えないのでわかりませんが、右上の黄色い水槽の中
にいるのは手長ダコですね、タコは忍者のように色を変えて逃げ出すので蓋が
ある容器でないと逃げ出してしまうのです。

左下はナマコです。(アオナマコとアカナマコがあってアカの方が美味しいと
聞きますが、ナマコ自体に愛着がないので食べ比べたことはありません)

これらはもちろんその場で指名すれば調理されて出てきます。
日本人はナマコが好きだと思われているようでお勧めされます。

そして、ナマコの隣にいるのがユムシです。いわゆる包茎のアレに似てます。
簡単に言うとヒトデやナマコの仲間で、日本では主に釣り餌として大型魚種の
鯛や黒鯛、カレイ、アイナメなどを狙う時に使います。

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水を吸って伸びたり縮んだりするので韓国語ではケブル(犬のチンコ)と俗称
で呼ばれていますが、刺身にするとミル貝のような甘味があって、クセもなく
美味しいらしいですが、お値段はちょっと高めです。

お値段はともかく、見た目が俗称の通りのアレなんで、なかなかこれ頂戴とは
言いにくいんですが、食べてみたいなとは思っています。
ちなみに英語ではペニスフィッシュと言います。(そのまんまです)

そして右横がアワビ。小さめなので刺身にすると3-4片かな。
刺身の盛り合わせを頼むと、その他大勢の中に混ざってくるレベルの大きさで
主役を張れるだけの大きさは無いですね。

右端はホヤ。海のパイナップルとか言われますが磯の香りが強くて好き嫌いが
はっきり分かれるタイプの海鮮ですね。

生でレモンを絞って食べると塩レモン味になって素敵らしいですが、何年か前
に仙台に行った時にちょっとつまみましたが、クセのある味で好きな人は多分
大好きなんでしょうけど、ダメな人は絶対にダメな部類だと思います。

ということで珍味のお話はこれぐらいにして、順次、お店を見ていきます。

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これはエイです。韓国ではエイもよく利用される食材です。
このエイは乾物のようになっていますが、韓国でもっとも臭いというか、世界
三大臭い食べ物に選ばれているホンオフェという料理があります。

ガンギエイという種類のエイを発酵させたものを刺身にするのですが、エイは
元々、サメと同じく体内にアンモニアを持っているのでアンモニア臭いわけで
それを発酵させて食べるので口に入れた瞬間に鼻に抜ける臭いで息が出来ない
とか、強烈な刺激で舌が痺れるとか、そんな逸話の多い食材です。

わざわざお金を払って臭くて痺れて息が出来なくなる食材を食べることはない
と思っているので食べたことはありませんが、有名な食べ物ですからホテルで
聞けば食べられるお店は教えてくれるはずです。

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山盛りのタコです。
日本では国産のタコはほとんど見かけなくなり、スーパーのタコもタコ焼きの
タコもモーリタニアなどの遠くアフリカからやってきます。

この市場のタコがどこから来ているのかはわかりませんがタコは好きな食材の
一つなので買って帰ることが出来るなら欲しいと思いました。

さすがに量が多すぎるので一尾(一杯)あれば十分なんですが値段を聞いたら
ビックリするぐらい高いかも知れません。

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魚に春と書く鰆=サワラです。あまり人気の魚ではないのか扱いが悪いです。
ヒレは乾いてボロボロ、皮は剥げているという感じで売り物なのかな?
西京味噌に漬けたり、薄い塩で冷蔵庫でしばらく寝かせたりすると美味しい魚
なんですが、韓国の人はサワラには冷たい感じです。

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今の時期の人気魚と言えば太刀魚です。
ちょっと疲れた感じで切れ味の良い刀のようなピカピカとした感じはなく銀粉
が剥がれ落ちている部分もありますが、太刀魚の煮込み料理は高いです。

スラッと形が整ったのは並べられていますが、サイズが小さくて見映えの悪い
魚はみんなまとめて山にされています。(一山いくらの単位なのかな)
個人的には小骨が多いので食べる対象ではありません。

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こっちのお店の方が鮮度が良い感じです。

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サンマとか鯛とか、カサゴみたいな根魚がザルに山盛りで売られています。
今までお値段いくら?(オルマエヨ)と聞いたことがありませんが、この魚は
ザル一杯の単位で買うのでしょうかね?鯛は二匹ぐらいなのでともかくとして
サンマを一山買ったら当分、サンマ生活になりそうな感じなんですが、ここで
魚を買う人は焼魚を焼いたりしている他のお店の人なのでしょうか。

ちょっと不思議に思うのですが、どこの店も生活が成り立っているようなので
ちゃんと商売として成立しているんでしょうね。

なんてことを書いていたら話が全然進みません。
もうすでに2020年になっているのに、まだ2019年の話を引きずっているので
サクサクと話を進めたいんですが、まだしばらくかかりそうです。


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