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協栄ジムが活動休止 [スポーツ]

かつては日本ボクシング史上最大の世界チャンピオン連続防衛記録を保持する
具志堅用高氏をはじめ、渡嘉敷勝男、勇利アルバチャコフ、坂田健史など実際
に強かったという印象のあるチャンピオンもいた反面、鬼塚勝也とか亀田興毅
亀田和毅(暫定だし…)など、勝てば勝つほど嘘っぽいチャンピオンも在籍を
していた協栄ジムが、もう終わりなんじゃないの?の声にお応えするような形
で休会届(事実上のプロボクシングジム活動の休止)を提出しました。

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多くのチャンピオンを輩出して名門と言われていますが、実質的には現会長の
父親の故・金平正紀のボクシングに対する愛情、情熱、思い入れの成果であり
現会長のボクシング=金儲け思想が蔓延した協栄ジムからは名前を残すような
選手はほとんど出てきていません。


亀田興毅が最初にチャンピオンになった時には、どう見ても判定負けの試合の
はずが亀田興毅が勝つというあまりにもあからさまな八百長試合をしたことが
結果としてジム休会へと繋がったというように見ています。

ボクシング界を盛り上げるためと称して、亀田大毅の対戦相手である内藤大助
選手に対する執拗なまでの人格否定に相当する暴言を亀田大毅(後に自分自身
が言いたくないことを言わされていたと反省の弁を発表)のみならず、父親の
亀田史郎や兄の亀田興毅なども記者会見の場でも発言し、プロスポーツである
ボクシングをバカの喧嘩の場のようなレベルまでイメージを下げてしまう愚行
を行っていますが、その記者会見に同席して発言を制するどころか亀田親子と
一緒になって暴言を吐いていたのが現金平会長でしたから、あの時点で信用と
人としての資質に疑問符が付いたのは間違いないでしょうね。



その後の内藤選手との試合ではパンチが当たらないことに業を煮やして反則に
走るという低レベルの試合を見せた亀田大毅はライセンス停止となり、国内の
活動が制限されるようになったのみならず、協栄ジムに対してもペナルティが
科されたことで、協栄ジムは奈落へ向かって走り出したと私は思っています。

協栄ジムとしては、昨年から金銭面の問題で自主興行は全く出来ていないとの
ことですので、唯一の興行?は亀田興毅とポンサクレック・ウォンジョンカム
の数年ぶりのエキシビションマッチだったのかな?(2018年5月)


この茶番で興奮できるアナウンサーと真面目に解説が出来る解説者にプロの仕事
を感じましたね。(普通だったらアホらしくて解説なんて出来ませんよ)

無料券が大量に配られたというネットの噂が事実だったことは、今回の経営の
行き詰まりによって事実だったことが証明され、亀田興毅のファンが公称とは
程遠いレベルの人数でしかなかったことも露呈したわけですが、他のジムから
相手にされなかった亀田親子を取り込んで、夢よもう一度と考えた金平会長に
先代のようなボクシングに対する愛情があれば、ジムの経営から事実上の撤退
をするようなことはなかったように思いますがどうなんでしょうね。

少なくとも体力的な衰えで引退した元チャンピオン(ライセンスの発給さえも
拒否されているわけですから現役ボクサーではありません)を、わざわざタイ
から連れてきてエキシビションマッチという形にはしたものの基本的な動きも
満足にできないような年長者(10歳近く年上)に対しTKOで勝ったと騒いで
コーナーで、ロープに上って「シャーコラー」「どんなもんじゃい」と叫んだ
亀田興毅の姿は単なるバカにしか見えませんでした。

というようなわけで、最後は亀田親子と心中するように約60年の歴史に幕引き
をした協栄ジムですが、気の毒とは思いません。

長谷川穂積、山中慎介、井上尚弥などのリアルスポーツのボクシングを見た後
で一昔前の不良の喧嘩のような下品なパフォーマンスを観たい人が、どれだけ
いるかも想像できなかった金平会長のセンスのなさが招いた失敗ですからね。

協栄ジムが淘汰されたことで、ボクシングが真っ当なスポーツとして評価され
亀田兄弟のおかげで価値が下がったチャンピオンに対するスポーツ界での価値
が上がるようになれば良いなと思います。


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