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アメリカGPで3位・マックス・フェルスタッペン [モータースポーツ]

アメリカ・オースチンで開催されたF1グランプリ第19戦。
後半戦になって、メルセデスでも追いつけないほどの速さで名門復活とされて
きたフェラーリが大きく失速して、メルセデスのバルテリ・ボッタスが一位で
フィニッシュ、二位に入った同じくメルセデスのルイス・ハミルトンが6度目
のワールドチャンピオンを獲得し、三位にはレッドブル・ホンダのマックス・
フェルスタッペンが久し振りの表彰台という結果に終わりました。



あれだけ速かったフェラーリが何故、突然失速したのか?という話なんですが
アメリカGP前にフェラーリが搭載する燃料流量を制限システムが技術規約に
違反している疑念があるとして、主催者であるFIAに対して合法性を明確化
するようにレッドブル・ホンダが要求したのがその理由だと見られています。


その要求に対してFIAが技術規約を明示しながらレッドブルから提起された
内容は違法であるという技術指令がF1各チームに発行されたことで燃料流量
の制限を回避するシステムを採用していたフェラーリの「魔法」は違法だった
ことが確定し、後半戦になってパワーアップしたエンジンは元に戻りました。

ferrari_USA19.jpg

特にストレートでの速さは問題外とされていたフェラーリの格別な速さは今回
のアメリカGPでは唐突に失われたことは三位のマックス・フェルスタッペン
に続いて四位のシャルル・ルクレールがトップから50秒以上も離されたこと
からも証明されたと断言しても良いかと思います。

メルセデスのトト・ヴォルフもホッケンハイム以来のポールポジションを奪取
することが出来たのだから…と不正を明確には指摘していませんが、前回まで
のフェラーリとは違うことを示唆した発言をしています。

燃料の流量制限を無効化すれば、一発勝負の展開では確実に有利になることは
明白ですからね、技術規程の抜け道をどのように作ったのかは分かりませんが
不正と指摘されるレベルまでやってしまったのはフェラーリの焦りだったのか
なんだったのか、いづれ明らかにされるのかも知れません。

残り2戦にはなりましたが、フェラーリが別格の速さからダウングレードした
ことによってレッドブル・ホンダが優勝する可能性が高まったと思われるので
ブラジル、アブダビでのレースが楽しみになりました。

Mercedes_USA19.jpg

マックス・フェルスタッペン以外ではアレクサンダー・アルボンが、スタート
早々の接触でピット作業をしたため最下位まで順位を落としたものの、その後
のオーバーテイクの連発で5位入賞をしたのは凄いですよね。

20年のレッドブル・ホンダのドライバーは、マックス・フェルスタッペンと
アレクサンダー・アルボン、もう一つのレッドブルチームであるトロロッソは
ピエール・ガスリーとダニール・クビアトで確定のように思いますが、今年の
最後を飾る表彰台独占を是非とも見せて欲しいですね。


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