シンガポールにお出かけ・12 [トラベル]
朝8時過ぎだったので実質的には4日目でシンガポール旅行は終わりです。
せっかくプールがあるんだから、やっぱり一度は入らねばということでこの辺
は律儀な日本人の一面なのかな?なんて思ったりしましたが、とにかく屋上へ
上りましてプールに入ってみました。
中に魚がいたら水族館の水槽そのものだなと思って見ていましたが中に入ると
水が温くて温水プールのような感じでした。
朝とは言っても熱帯の国ですから、屋上で太陽の日差しを浴びればプールの水
なんて簡単にぬるま湯程度の水温になることが実感できました。
欧米系の家族連れとか、夫婦か恋人同士がわかりませんが、仲良しカップルも
現れたので、真面目に泳ぐこともなくぷかぷかとプールの中で漂っていた日本
からの旅行者約一名はプールを出て、見納めの屋上からの風景を写真に撮って
一旦部屋に戻って着替えをしてシンガポールの象徴を見に出かけました。
またまたMRTをトコトコと乗り継いで、やってきたのはマーライオン公園。
一部では世界三大ガッカリとか言われていますが、じゃあ、このマーライオン
がとてつもなく大きくて100メートルぐらいあったら、がっかりしないかと
言えば、それはそれでまた無意味なわけで、それぞれに適正なサイズはあると
思いますので、特にがっかりした記憶はありません。
MRTのラッフルズプレイス駅で降りて、フラートンホテルの前を暑いな~と
言いながら歩いて、マーライオン公園にたどり着きました。
向かい側にはマリーナ・ベイ・サンズ
優雅でリッチな方々は、屋上のインフィニティプールで地上を見下ろしながら
「人間達がゴミのようだ」とジブリ映画のようなセリフを呟いているのかもね
なんて思うようになったら人間お終いですな。卑屈になっても仕方ないです。
目一杯、屋上をクローズアップしましたがさすがに人は見えませんでした。
マーライオンの周囲は、さすがに有名なビューポイントなので人が溢れていて
後方にはスイソテルがそびえ立ち、高層ビルが林立するシンガポールの景観を
作り出しているので、普通に写真を撮ってもなかなかの写真になります。
千年以上も昔、スマトラの王族がトマセック(海の町)を目指して航海した際
海で不思議な生き物を見つけて、その姿からシンガプーラ(ライオンの町)と
呼ばれている町に到着したとされていますが、さすがに頭はライオンで下半身
が魚という動物は実際には見ていないと思います。
マレーシアから独立したシンガプーラは、同じくライオンの町シンガポールと
いう国名になって、今ではアジアの金融市場の主役になっているのはご存知の
通りということになっていますが、それでもシンガポールの飲料水の約半分は
隣国のマレーシアから輸入されているという事実があるので、シンガポールの
生命線を握っているマレーシアとの関係に波風が立つようなことがあると重大
な懸念事項になるリスクは常に抱えているのがシンガポールです。
現在は海水の淡水化プラントの建設促進や雨水を貯めて水資源を確保するため
の努力は続けられていますが、そうすることで経費が掛かるのは致し方なしと
いうことで、シンガポールの水は炭酸飲料よりも高い場合もあるぐらいです。
コンビニで水を買うと、普通の500mlのペットボトルが150円ぐらいの
値段ですからね、現在は日本と同じレベルの金銭感覚の韓国のペットボトルと
比べると倍ぐらいに感じますし、マニラと比べたら三倍です。
空港の入国審査でバックパッカーが止められて、二人の白人旅行者が別室へと
連行されて行きましたが、お金がなければ入国させないというシンガポールの
シビアな一面を空港で見ると、物価が高いのは当然かもねという気がします。
マーライオンが豪快に吐き出す水も、チビマーライオンが噴き出している水も
無料ではないというところがシンガポールの厳しい一面なのです。
誰が撮ってもそれなりの観光写真が撮れてしまうところがマーライオン公園の良さです。
空にモクモクと雷雲が現れて、雲の中から雷鳴が聞こえてきました。
スコールが来る前に一度退避ということで、MRTの駅まで戻ってユーノス駅
まで移動して、プラナカン文化(詳しくは分かりません)が残るカトンという
小さな町までちょっとお出かけをして、レーザー光線のショーを見に再度同じ
場所に戻るという感じで郊外まで出かけてきました。
ユーノス駅からタクシーでカトンに行きたいと言っても、なかなか通じず何台
か乗車拒否をされながら行きましたが、期待していたような景観には出会えず
少々残念ではありましたが、それもまたローカル旅ということなのですよね。
次回は夜になったマーライオン公園です。
ビルの上に渡されたサーフボードのような庭園、ほんとにまるで映画かアニメの世界みたいな光景でやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-09-14 13:33)
街中の白蛇の見世物には閉口しました。
by JUNKO (2019-09-14 14:09)
ぼんぼちぼちぼちさん:
コメントありがとうございます。
1970年代のSF映画だったら、未来都市の設定になりそうな景観だと
思います。(最近は上海やソウルにも500mを超える建物が出来ていて
建築技術の進歩はすごいなと思います。)
by suzuran (2019-09-15 00:26)
JUNKOさん:
コメントありがとうございます。
街中でヘビ使いとか出没するのでしょうか。
見たことがないので、見てみたいです。
でも、白蛇って珍しいですね。
昔、テレビでやっていたレッドスネークカモンカモンみたいな
見世物なのでしょうか?
by suzuran (2019-09-15 00:28)