シンガポールにお出かけ・6 [トラベル]
は古さを感じるという意見もチラホラありますね)のマリーナベイ・サンズの
最寄り駅であるベイフロントは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの最寄り駅でも
あるので、クラークキーからMRTでと思いましたが、ホテルからもっと近い
フォート・カニングからだったら乗り換えなしであることに気付いて、公園を
トコトコと歩いて駅へと向かいました。
ユニクロや紀伊国屋など、日系の店舗が入っているリャンコートモールの横を
通って駅へと向かう道は中華料理店の油の臭いと生ゴミ臭で、かなりの悪臭が
満ち満ちているからか、駅の利用者は少ない感じです。
フォート・カニングからダウンタウンラインで数駅、ベイフロントに到着して
外に出て真上を見上げるとマリーナベイ・サンズの威容が見られます。
一泊の宿泊費が6万円以上という超高級ホテルに個人的には用はありませんが
このホテルに泊まって最上階のインフィニティプールで下界を見下ろしながら
シンガポールスリングなんて飲んじゃったりして、という人々がいるおかげで
こういうホテルの営業も成り立つわけですよね。
という話はともかく、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに行くにはマリーナベイ・
サンズの中を通らなければならないので、エレベーターで歩道から上に上がり
中を通り抜けて逆側に出ると目の前に人工の木を造ったガーデンズ・バイ・ザ
・ベイが見えてきました。
逆側を見ると、世界最大級と言われる観覧車「シンガポール・フライヤー」が
見えて、一昔前のシンガポールとは大違いの景観になっています。
ちょっと離れて振り返るとマリーナベイ・サンズの大きさに圧倒されます。
シンガポールは基本的に地震のない国なので、日本ほどの耐震工事は必要ない
ような気がしますが、ビルの屋上を船の形のプールでつなぐという発想を実現
させるのには相当の技術も必要でしょうから、単純に凄いなと思います。
公園の中から見ると、都会のオアシスというかシンガポールに来たんだな~と
実感するので、マリーナベイ・サンズがシンガポールの象徴的な建物だという
刷り込み効果はかなりあるような気がします。
中国庭園とか日本庭園などが点在しますが、無料で観覧できるエリアのことを
延々と書いていたらいつまで経っても終わらないので、有料エリアの中に入り
各国の植物を順次見て行った話をメインにするようにします。
熱帯ですから外気温は30℃以上ありますが、建物の中に入ると冷房が効いて
いて、これだけの広大なガラス張りのドーム状の建物を少し汗をかく程度まで
気温を下げるのに使う電力量はかなりだろうなと思ってしまいます。
クリーン&グリーンと表面上はグリーンを前面に押し出していますが実際には
かなり地球温暖化に貢献しているのがシンガポールの別の側面ですよね。
枯れ木を加工したシカが展示されていて、なかなかの躍動感です。
結構な高さの大木もあって、手入れが大変だろうなと余計な心配だとわかって
いても思ってしまいますね。
シンガポールは道路工事やビルの建設現場などはシンガポール人ではなく近隣
の国からの出稼ぎ者に委ねているので、建物の空調などの運営以外のちょっと
危険な作業などは多分、インドネシアやインド、マレーシアからの出稼ぎ者が
担当しているんだろうなと思いましたが、賃金の下落が止まらない日本の人も
数年後にはその仲間になっているような気がしないでもありません。
近隣諸国に敵を作らないように穏健路線で発展を続けるシンガポールと周辺国
を敵だと決めつけて国内世論を扇動する国と、どちらが明るい展望が開けるか
を考えたら、ちょっと頭を使える人ならば誰でもわかりそうなものなんですが
それだけ日本の政治家は劣化しているということなのでしょうね。
花がいっぱい咲いていると和みますね。
天然木の一部にフクロウを彫ってあります。なかなか芸が細かいです。
日本の場合フクロウは不苦労に通じることから、民芸品の題材によく使われて
いますが、海外でもフクロウをモチーフにしたお土産品をよく見かけます。
日本語の語感とは関係ない訳ですから不苦労ではないはずなんですが、どんな
意味合いでフクロウが使われているのか、ちょっと興味があります。
この木はなんとなく男性の大切な部分をイメージしてしまうのですが、この木
の下でインド人と思われるおじさんがニコニコしながら何度も奥さんとポーズ
を決めて写真を撮ってもらっていました。
聞いた話ですが、インドの男性は世界でもっとも股間のシンボルが小さいこと
で有名なんだそうで、あのニコニコおじさんは「あやかりたい」という願望を
持って写真を撮っているんだろうか?なんてことを思いました。
ちょっと物憂げなくまのプーさんがピグレットと何事か喋っています。
ここに来る人達は一本の木を見ていろいろな想像をしているみたいだね。
でも、中にはロクでもないことを想像しているおバカさんもいるみたいだよ。
なんて話をしているのかも知れませんが。良いんですよ、いろいろと想像する
こともボケ防止に役立つかもしれませんからね、なんて高齢者への道を一直線
に進む一人の見学者は思うのであります。
まだまだ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの見学は続きます。
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