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石原裕次郎さんが極楽浄土へ [訃報・追悼]

32年前の1987年7月17日に肝細胞癌で亡くなった石原プロモーションの社長
で俳優、プロデューサーの石原裕次郎さんの三十三回忌法要が横浜市の菩提寺
で営まれ約500人のファンが法要に参加したようです。

yujiro_33memorial.jpg

今でも物真似されている「太陽にほえろ」のボスよりも、事件が解決した後で
キャビネットから取り出したブランデーで乾杯する「西部警察」の荒唐無稽な
設定の小暮課長と大門部長刑事が大好きで、20代の若かりし頃には乗っていた
スカイラインで家から出る時には「西部警察のテーマ」を流していたぐらいの
なりきり西部警察ファンでした。




解離性大動脈瘤を発症し成功率数パーセントとされていた手術に耐えて奇跡の
生還を果たし、これからまた石原プロモーションのアクションドラマが続くと
思ってから数年で、今度は肝細胞癌ということで52歳の若さで旅立ってしまい
私よりも年長者で「嵐を呼ぶ男」とか「銀座の恋の物語」の頃からのファンの
衝撃ほどではないものの喪失感は大きかったです。

小樽にあった石原裕次郎記念館も老朽化で閉館される前に行って、小暮課長が
愛用していたオープントップのガゼールや拳銃(もちろんモデルガンですが)
なども見れたのは大切な思い出になっています。



展示されていた衣装や資料などは全国を巡回する形で、現在も日本のどこかで
巡回展が開催されているので、ご覧になる機会もあるかと思います。

仏式の場合は三十三回忌を以て弔い上げということになるそうで、今回の法要
によって石原裕次郎さんは本当の区切りをつけて極楽浄土へ行けるようです。

個人的には死んでから32年間もの間、遺された家族にお金のかかる法要などは
してもらいたくないので、死んだら仏式以外で送り出してもらいたいものだな
と思いましたが、それはそれとして。

今回の法要で区切りをつけて石原プロモーションは解散するという噂話が出て
いるみたいですが、それについて聞かれたまき子夫人は、閉めるとか解散する
ということは一度も発言していないと噂を否定して、いい機会があれば映画を
作ることも考えるというニュアンスの回答をしていますので、所属俳優の年齢
も高くなってしまったのでアクション映画は出来ないかと思いますが、刑事の
OBが難事件を解決するとか、そんな設定の映画も良いのではと思います。

石原裕次郎さんが亡くなったのが1987年、1989年には美空ひばりさんが病気
(突発性間質性肺炎)により亡くなり、1990年を前に昭和を代表する映画俳優
と歌手がこの世を去るということになってしまったことは大きな事件でした。

奇しくも二人とも享年は52歳、墓所も神奈川県横浜市(菩提寺は違います)と
いうことで、多くの人々に愛された者同士、なにか因縁みたいなものがあった
ということかな、と当時から思っています。

放送コードとかうるさいので西部警察の再放送はありませんが、今の粗製乱造
のドラマなんかよりも余程視聴率が取れるんじゃないかと思います。


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