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インディ500・佐藤琢磨は14番手スタート [モータースポーツ]

アメリカで最大級のモータースポーツイベントであるインディ500の予選が
行われ、過去に優勝経験のある佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン
・レーシング)は14番手5列目からのスタートに決まりました。



F1と違って、出走台数の多いインディ500では一列に三台が並ぶことから
14番手ではあるものの5列目ということで、二度目の優勝に全く希望がない
ということはない位置だというように前向きに見ています。


インディカーの予選はタイムではなくインディアナポリスのオーバルコースを
四周した時の平均速度が速い順に上位から決まっていくため、コーナーリング
とかの加減速などは関係なく、とにかくマシンコンディションが許す限り速く
周回することが必要になるものの、佐藤琢磨は3周目でわずかにスロットルを
戻してしまったという自己反省点があるようで、実際のところ平均速度に影響
している部分は本当に僅かなんですが、全力を出し切れなかった悔しさがある
ということで、まだまだ佐藤琢磨は伸び代がある感じですね。

インディ500の場合、10位から30位までは一回の予選で順位が確定する
ので佐藤琢磨は2回めの予選には出走しませんが、1位から9位のグリッド順
と31位から33位までの枠を獲得するための予選が行われます。

1位から9位はともかくとして、今年のインディ500へのエントリー台数は
36台なのに対して決勝進出できるのは33台までということで、3台は予選
の結果によって振り落とされるわけですが、今年、再び参加したフェルナンド
・アロンソは大苦戦の結果、予選落ちしました。



一昨年は、佐藤琢磨と同じアンドレッティ・オートスポーツから出走して万全
のサポート体制で決勝レースでもそこそこの見せ場を作ることが出来ましたが
今年はマクラーレンレーシングとしての出走のためカーリンチームのサポート
は受けられるものの基本的にはチーム戦略のアドバイスはなく、エンジン供給
をするシボレーからの支援もありません。

マクラーレンチームとして今年のインディ500に参戦を発表した時はホンダ
に協力を求めるつもりだと、図々しく発表していたザク・ブラウンでしたが、
自分たちの不手際と技術不足を全てホンダエンジンのせいにしてホンダの信用
をぶち壊しにしたような相手と組むほどにホンダはお人好しではなかったので
今年のマクラーレンは最初から勝てる体制ではなかったと思います。



プラクティスでは大きな事故を起こし、大怪我をしなかったのは運が良かった
というようなクラッシュもあって、マクラーレンチームが予選落ちをして出走
する機会が無くなったとしても全く不思議ではありませんでした。

野望は前面に押し出してもチームとの協力体制にいつも難があるような感じを
受けるのはフェルナンド・アロンソの言動や態度がチーム全体の中では浮いた
存在にあるように見えるのは私だけではないと思います。

フェルナンド・アロンソがいないインディ500でも全く問題はないはずだと
思いますが、佐藤琢磨のいないインディ500は寂しいので、14番手からの
スタートではありますが、決勝結果としてトップ10の中に入れるように奮闘
することを佐藤琢磨に求めたいです。


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