ペットに飼い主が殺される [海外の話題]
を襲い、通報を受けた救急隊が現場に向かうと二人とも大量に出血した状態で
発見され、夫は現場で死亡が確認され、妻も致命傷を負う大怪我だったために
大都市のメルボルンの病院に救命ヘリで搬送されましたが重体のようです。
夫が餌をやろうと近付いたところ突然シカに襲われたため、妻は夫を助けよう
として同じくシカに襲われるという展開になってしまったため、10代の息子
が木の棒で殴って母親を助け出したようです。
シカに咬まれたのか蹴られたのかはわかりませんが、草食動物で大人しいはず
のシカが人間を襲うとは…という感じなんですが、去年ぐらいから家畜の豚に
人が食い殺されたとか、そんなニュースが続いています。
日本では奈良公園のシカがよく知られた存在なんですが、このシカたちも相当
危険な要因はあるわけで、以前、奈良公園に行った時に実際に見たことですが
公園の売店でシカたちのおやつのシカせんべいが売られていて、それを買った
初老の男性が遠くにいるシカの方に向かって、手に持ったシカせんべいを高く
上げて手を振ったのです。
シカがそんなに目が良いのかはわかりませんし、シカせんべいだと理解したか
まではわかりませんが、200メートルぐらい先からダッシュして走ってきた
シカはあまり速度を落とすことなくシカせんべいを持った初老の男性にドーン
とぶつかり、男性は後ろにコロコロと転がりました。
地面の上に草も生えていたのでクッションになったかと思いますが、転がった
男性が手を借りることなく立ち上がって、シカせんべいを差し出すと突撃した
シカは申し訳なさそうな態度をするでもなく、シカせんべいを咥えて意気揚々
と引き揚げていきましたが、一歩間違えば大怪我のケースでした。
シカに悪気はなくても人に大怪我をさせるぐらいは訳ないという感じです。
先日にはアメリカ・フロリダ州で、「世界で一番危険なの鳥」と呼ばれている
ヒクイドリを飼育していた男性が自宅の敷地内で転倒した際に、ヒクイドリに
襲われて死亡しています。
元々、時速50キロで走り、跳躍力は2メートル、泳ぎも上手いので水の中に
逃げても追いかけられるという最恐の鳥で、立った際の体長は1.5メートル
というレベルで体重は70キロもありますから小柄な女性だったら横に並んだ
時点で勝ち目はありません。
脚に10センチを超える鉤爪があるので、敵だとみなすと強力な脚力で鉤爪を
使って相手を切り裂くという技を使うので、太古の生物のヴェロキラプトルと
同じような方法で相手を斬り殺すわけです。
どうして、わざわざ自分の命が危険になるような生き物を飼育したかったのか
わかりませんが、飼い犬に手を噛まれるだけでも手も心も痛いのに、飼い鳥に
蹴り殺された男性は意識が遠のいて行く時に何を思ったのでしょうね。
自ら蒔いた種なので気の毒だとは思いませんが、外に逃げ出して無関係な人を
傷つけなかったのは不幸中の幸いだったと思います。
フロリダ州には危険動物のリストがあってクラス1はライオンやトラ、クマ等
明らかに殺傷能力の高い猛獣が指定され、クラス2には小型のワニやヒョウと
並んでヒクイドリも指定されていて、特殊な檻や相当の飼育経験がないと飼育
は禁止されているということなんですが、こっそりとお金を払ったのか、秘密
でコトを進めたのかは知りませんが、お金持ちの75歳の男性は世界一危険な
鳥を飼って、その鳥の逆鱗に触れて殺されてしまいました。
大人しいはずのシカから、最強クラスの危険な鳥までいろいろな動物を飼って
いろいろな動物に人が殺されている現状を思うと、人間たちの勝手放題に動物
たちの我慢も限界にきているような気がします。
地球をきれいにするためのお金は出し惜しみをするくせに、人類も地球環境も
何度も消滅させることが出来るだけの核兵器や、事故が起きれば核兵器と同じ
被害をもたらす原子力発電所を止めることもなく動かし続ける人間たちに対し
自然界の怒りを代弁しているのが動物たちなのかも知れません。
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