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競争が激しいフォーミュラE [モータースポーツ]

F1の人気にはまだまだ程遠い感じですが、パワーユニットにモーターを使う
簡単に言えば電気自動車の国際フォーミュラシリーズであるフォーミュラEも
シリーズが始まって何年か経ち、参戦するチーム数はすでにF1を超え、来年
はポルシェやメルセデスが参戦するということで、これからさらに盛り上がり
観客数も認知度も上がっていくと思います。



とは言うもののあまり人気が出て、F1並みにチケットが高額化すると来年の
ソウルでのレースを観に行こうと思っている立場としては、微妙な感じなので
観戦チケットが高騰しない程度に人気が出るというのが理想ではあります。


フォーミュラEの面白いところは各チームの実力が拮抗している点で特に今年
は現在までに7戦が開催されていますが全てのレースでポールポジションから
スタートしたドライバーも優勝したドライバーも違う点でしょうね。

F1ではメルセデスとフェラーリ、レッドブルが三強状態とは言うものの実際
にポールポジションに着くのはメルセデスかフェラーリ、表彰台には他チーム
が上がることがあっても優勝するのは、メルセデスかフェラーリということで
トップチームは寡占化されています。

フェラーリのエンジンはハースとアルファロメオ・レーシングにも搭載されて
いますし、メルセデスのエンジンもレーシングポイントとウィリアムズが搭載
していますが、シャシー性能の違いが大きく出ることで、どうしても上位陣に
食い込むことが出来ていないのがF1の現状です。

それに対してフォーミュラEはバッテリーを含むパワーユニットはそれぞれに
違いますが、シャシーについては統一規定の同形式の仕様なので、シャシーの
性能差はなくパワーユニットとドライバーの技量によって差がつくわけです。

そういう関係からなのかチーム間に大きな違いはなく、毎回のレース毎に勝者
が違うということになっていて、そういう部分はインディカーも同じでホンダ
とシボレーのパワーユニットの違いはあってもシャシーが同じなので、毎回の
レースで圧倒的に強いドライバーは存在しないということになっている現状が
あることから前回のレースでは佐藤琢磨がポールポジションからスタートして
優勝しましたが、直近のレースでは予選8位と振るいませんでした。

F1のように絶対王者が存在するというのも悪いとは思いませんが、レースが
開催されるたびに総合順位が入れ替わるのも特定のドライバーが好きな人には
シーズンを一年間楽しめるメリットがあるように思っています。

F1でもシャシーをワンメイクにするべきではないかという議論もありますが
現在のエンジンメーカーの実力からしたら、結局はフェラーリとメルセデスの
ワークスチームが優勝を分け合うことになりそうなので、チーム毎にシャシー
を設計・製造する現行のルールが適切だと私は思います。



話を戻しますと、F1のホンダに続いて、フォーミュラEでは日産が参戦して
中国(三亜ePrix)ではオリバー・ローランドが二位に入っています。

また、昨年までマクラーレンに所属していたストフェル・バンドーンも、香港
ではポールポジション(結果としてはリタイア)、ローマでは3位で表彰台に
上がるなど、転身した元F1ドライバーも活躍しているので、時間のある時に
でもYouTubeで見てみて下さい。


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