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F1復帰はなさそうなアロンソ [モータースポーツ]

昨年でF1を引退したはずのフェルナンド・アロンソですが、実は相当の未練
があるようで、マクラーレンのアンバサダーとしてテストドライバーの仕事を
することを発表したわけですが、シーズン後半からはチームと一緒に行動して
カルロス・サインツとランド・ノリスに何かあれば、代役を引き受ける準備を
するような感じです。



若手ドライバーの二人は表面上は、ワールドチャンピオンを二回獲得している
F1のレジェンドが云々みたいな発言をしていますが、本音の部分では確かに
過去の栄光はあるかも知れないけれど、もう貴方の時代ではないという思いが
あるのではないかと思います。


ホンダとの三年間、そして2018年シーズンは全く見せ場のないままチーム
の内部でもフラストレーションが溜まってウィリアムズと並んで、ダメダメな
チーム代表みたいな存在になっていましたが、今年のバルセロナのテストでは
ルノーエンジンは問題なく動いてシャシーの欠陥も露呈するようなこともなく
トップ3のチームを脅かす存在になるかも知れないというような評価もあって
マクラーレンのファンは期待しているのではないかと思います。

が、ホンダのエンジンをこき下ろし、マクラーレンのシャシーの問題には全く
言及しなかった(要するに車の欠点を正確に把握できない)アロンソが、再び
マクラーレンに戻ってくるということは、二人の若手ドライバーが少なくとも
アロンソよりも的確に車の挙動を把握して煮詰めてきたMCL34の開発にも
影響が出るということであり、手放しで歓迎しているザク・ブラウンも含めて
マクラーレンの低迷がまだまだ続きそうだという感じがします。

アロンソに倣ってホンダをこき下ろしていたストフェル・バンドーンが昨年で
解雇になり、フォーミュラEに転向しても良い成績を上げられていないことで
昨年までは車自体も悪かったものの、ドライバーもダメだったことになるわけ
であり、今年の新車は良さそうだと戻ってきたアロンソってなんなの?という
感じを受けるのは私だけではないと思います。

本人の発言によれば、F1のトップチームからオファーがあれば、いつだって
復帰する用意があるなんて言っているみたいですが、フェラーリやメルセデス
がアロンソを必要とするかと考えたら、そんなことは全くないというのは多分
大多数の人がそのように考えると思いますし、フェラーリにはシューマッハの
息子も育成ドライバーとして控えていますから、ロートルな存在のアロンソが
シートを確保するなんてことはありえないでしょう。

では、レッドブルはどうかと言えば、若手を育成するという方針のレッドブル
が、さらにワークス体制をとっているホンダと因縁がありチームの壊し屋とも
揶揄しているアロンソと契約するなんてことはあり得ないでしょう。

ということで、アロンソがF1に復帰しようと思っても、受け入れるチームが
ないというのが現実的な話であり、アロンソに好意的なマクラーレンが今後の
1~2年の間にトップチームにならない限り無理ということになりますね。

fernando-alonso-daytona.jpg

そもそも勝てる車を用意するチームがあれば行ってやるって、どこまで高飛車
というか上から目線なんでしょうね。もう過去の人なのに自分自身の存在感を
これだけ勘違いしている人も珍しいと思います。


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