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ピエール・ガスリーのクラッシュ [モータースポーツ]

バルセロナで行われている二回目のシーズン前のF1合同テストでレッドブル
ホンダのピエール・ガスリーが大きなクラッシュを起こしたため、合同テスト
最終日に計画していたマックス・フェルスタッペンのテスト走行が29周しか
できないというトラブルの原因となり、本番前の最終的なチェックが未達成の
ままで合同テストが終了してしまいました。



今までのテストでは順調に周回数を伸ばしてきたレッドブル・ホンダでしたが
最終日の前日にピエール・ガスリーが修復の難しい大きなクラッシュを単独で
起こしたことにより、最終日のテスト走行は昨年の旧型車の部品を使って修復
をした車を使用するということになったため、最終日のテスト走行を担当した
マックス・フェルスタッペンは29周のみの走行になりました。


日頃から感情を表に出す傾向の強いマックス・フェルスタッペンはガスリーの
クラッシュで走行が制限されたと発言していることから、本番前最後のテスト
でソフトコンパウンドタイヤを使用してタイムアタックが出来なかったことの
残念さをそのまま表現したものと思います。

第一回のテストから最終日の前日まで、本格的なタイムアタックに入らないで
タイムシートの下位にいたメルセデスの二人のドライバーは、最終日になって
初めて本格的なタイムアタックに挑み、最速だったフェラーリのセバスチャン
ベッテルから0.003秒差で二番手になる速さを見せているのとは対照的に
レッドブル・ホンダの本気のタイムアタックは実施されないままテスト終了と
いうことになってしまいました。



本番レースで秘密にしていたパーティーモードを全開にしてポールポジション
を獲るような走りを見せてくれれば良いのですが、レッドブル・ホンダチーム
の誰もが本格的な予選走行モードを経験していないままで予選に臨むとしたら
レッドブル・ホンダの初レースは予想のつかない展開になるかも知れない、と
いう不安を背負ったままでのシーズンスタートになりそうな感じです。

ピエール・ガスリーのクラッシュ自体は、本人もあまり自覚がない感じですが
車の構造上の問題だという発表はないため、ピエール・ガスリー自身のミスが
原因である可能性が強いわけですが、ジュニアチームのトロロッソから一年で
昇格をした喜びと共に、不安があるのではないかと思われ、シーズン開始から
僅かの闘いの結果の中でチームからの解任が検討され始めた昨年の同僚である
ブレンドン・ハートレーの一年での解雇が意外に大きな心理負担要因になって
事故を起こしてしまったのではないかという見方も少しあります。

トロロッソに加入して数戦で結果を出したピエール・ガスリーですが意外にも
小さなミスの積み重ねが解雇の原因になりえる、ということを想像することに
よってプレッシャーを感じている部分があるのかも知れません。

どちらにしても過ぎた時間は戻りませんからね、オーストラリアグランプリで
レッドブル・ホンダが実戦では初めてのパーティーモードを使って、Q3まで
進出して、決勝のスタートでは三列目までの中に入ることを期待しています。


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