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ザ・キングトーンズの内田正人さんが死去 [訃報・追悼]

こういう話を書くと年齢がわかるというか、隠すような立場でもないので年齢
なんてどうでも良いんですが、日本のドゥーワップの草分けの存在だった歌手
の内田正人さんが病気のため亡くなりました。

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82歳という年齢ですから天寿という言い方も出来るかも知れませんが、政治
の世界で妄言を吐き散らしている二階俊博なんて爺は、79歳という年齢でも
我欲一筋で生き永らえているわけで、嫌われ者、世にはばかるの典型ですね。


それはともかくとして、私が小学生になったばかりの頃にザ・キングトーンズ
というコーラスグループ(この表現も死語という感じですね)がリリースした
「グッド・ナイト・ベイビー」が大ヒットしました。



三つ子の魂百までという言葉がありますが、小学生の頃に繰り返し聞いた歌と
いうのは記憶の中にしっかりと残っているもので、ザ・タイガースのヒット曲
とか、今でも歌詞を読まずに歌えます。

親戚が喫茶店をやっていて、そこに今ではあまり見かけないジュークボックス
なんてのがあって、毎日同じ歌ばかり聞いていたのでそりゃ覚えますわね。
「黒猫のタンゴ」とか「恋の季節」とか、そんな歌はホントに耳にタコレベル
で聞いていたので、その当時の情景と共に思い出します。

という話をしたいのではなくて、ザ・キングトーンズの音楽の基本とも言える
ドゥーワップは、その後出てきたシャネルズ=ラッツ&スターのスタイルにも
大きな影響があったことは、鈴木雅之さんや田代まさしさんの話にも出て来る
ことがありましたし、ラッツ&スターではバスボーカルだった佐藤善雄さんが
プロデュースしたゴスペラーズにもドゥーワップの流れが繋がっているように
思います。(ラッツ&スターはザ・キングトーンズと共演したことがあったと
記憶していますが、高齢化に伴い記憶違いかもしれません)



「グッド・ナイト・ベイビー」は、甲斐バンドの甲斐よしひろさんの初めての
ソロアルバム「翼あるもの」の中でも、アレンジを変えて歌われているので、
余計に印象が強いのかも知れません。(甲斐バンドのファンでもあります)



バラエティー番組に出たり、へたくそな演技でドラマや映画に出たりしている
中途半端な歌手が多くなっている昨今、歌だけでお客を虜にすることが出来る
ミュージシャンは50代、60代、そして70代になってしまった感があり、
寂しさも感じますが、こういう人たちがピークの時代に共に生きて、そういう
人達の人生の終焉を見送り、同じように時代を生きて共にこの世にサヨナラと
いうことで時間を共有できたのは良かったと思います。

内田正人さんのご冥福をお祈りします。


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