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トロロッソ・ホンダがエンジン音を公開 [モータースポーツ]

昨年の今頃、マクラーレンとの協業を止めてトロロッソとの新たなパートナー
体制の下で2018年型エンジンの初始動が報告されました。


2018.2.14

前年までフェルナンド・アロンソやストフェル・バンドーン、マクラーレンの
CEOであるザク・ブラウンに散々酷評され、精神的にも相当追い詰められた
状況だったと思いますが、無事エンジンはトラブルなく点火して、合同テスト
でも前年までとは大違いの周回数を走ることが出来ました。


2018年が終わってみれば、エンジンの完成度を高めるというレッドブルの
方針に沿ってエンジン交換によるペナルティは受けましたが、最高順位は4位
ということで、マクラーレン時代からは大きく前進し、トロロッソだけでなく
トップチームであるレッドブルにもエンジンを供給する2019年はホンダの
F1復帰後の初勝利が期待される年になっています。

マクラーレンとの失敗はマクラーレン側の上から目線とシャシー自体の設計に
問題があったこと、さらにドライバーの技量に合わせてダウンフォースを強め
にしたためにトップスピードが低かったということが後になってホンダの現場
スタッフによって暴露され、トロロッソとホンダの技術者が相互に信頼を高め
同等の立場で問題解決にあたり、シャシーのレベルもマクラーレンよりも上の
トロロッソと組んだことは正解だったことが、2018年のパフォーマンスで
証明されたように思います。



そして2019年型のエンジン「Honda RA619H」が搭載された今季
の新車STR14のエンジン始動が2月8日に行われたことが公式に報告され
信頼性が向上し、メルセデスやフェラーリが予選でより速いタイムを出すため
に活用している予選用のパーティーモードセッティングも可能になったという
エンジン音が公開されました。

エンジン自体のパワーはフェラーリ、メルセデス、ホンダ、ルノーという順位
が想定されていますが、シャシー開発能力ではF1チームの中で最高レベルと
されているレッドブルと昨年のレッドブルのマシン「RB14」のコンセプト
を引き継いだSTR14に搭載することで、上位グループで戦う能力は十分に
発揮されるものと期待しています。



最後に、すでにトロロッソを解雇されているので、今年のF1には直接は関係
しない話ですが、ブレンドン・ハートレーはフェラーリF1のシュミレーター
ドライバーとしてテストを行い、WECレースも2戦(ジェンソン・バトンの
代役として)に参戦することが発表されました。



一昨年まで所属していたポルシェのワークスドライバーとしても復帰すること
が決まり、来期の2019/2020シーズン(2019年12月に開幕)の
フォーミュラEにはワークスポルシェのドライバーとして参戦する計画があり
フェラーリのF1だけでなく、ポルシェのフォーミュラEの開発ドライバーも
担当するようで、トロロッソでの評価は今一つでしたが、ポルシェでの評価は
上々のようですね。

来年のフォーミュラEは、ソウルの市街地コースでの公道レースが計画されて
いるので、チケットの価格も含めて、そんなに高額でなければソウルまで観戦
に行こうかなと思っています。


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