フォーミュラＥ・第三戦 サンチャゴ

電気自動車のフォーミュラレース、フォーミュラＥの2018／2019シーズンの
第三戦がチリのサンチャゴで開催されエンビジョン・ヴァージン・レーシング
のサム・バードが優勝しました、と書いてもフォーミュラＥは日本ではあまり
認知されていない現状があり、Ｆ１、インディカー、スーパーフォーミュラの
他のレースは報道されることも少ないような気がします。



今シーズンからは撤退したルノーの後を継ぐ形で、日産ｅ．ｄａｍｓチームと
して参戦していることもあまり知られてはいないような気がしますが、今回の
レースでは、ポールポジションだったルーカス・ディ・グラッシ（アウディ）
が規定違反により最後尾スタートとなり、繰り上がりで日産のセバスチャン・
ブエミがポールポジションからスタートしています。

天候のコンディションは晴れ、気温37℃、路面温度は45℃となり電気自動車の
レースとしては過酷な条件でのレースになりましたが、セバスチャン・ブエミ
はスタートに成功した後、後続で数台の事故はありましたがトップを堅持して
いたものの残り15分（フォーミュラＥの場合、周回数は決まっておらず45分
が経過した時点で先頭の車がゴールを過ぎたら、その周回が最終周回になると
いうルールです）でウォールに激突して、ピットまでは戻れましたがレースに
復帰できず、リタイアになりました。

市販車の電気自動車「リーフ」の拡販に力を入れている日産が、電気自動車の
レースで優勝（コンストラクターズで優勝できれば尚良いでしょう）出来れば
宣伝効果のみならず、技術力を証明することにもなりますから、優勝の栄誉は
是非とも達成したいことと思います。

莫大な予算が必要なＦ１と比較すると、車体（シャシー）は全てのチーム共通
でＰＵ＝パワーユニットのみがチーム毎に違うフォーミュラＥは出走チームが
多く、アウディやベンチュリ、ジャガー、ＢＭＷなどが参戦し、来シーズンは
メルセデスも参加が噂されているカテゴリーなので、チームとして優勝すると
いうことはカルロス・ゴーン会長の逮捕（本当に悪かったのか？という点では
疑問点もありますが詳細は省きます。）で少なからず悪化した企業イメージを
転換するチャンスでもあると思うので今後も本気で取り組んで欲しいです。

ジャック・ヴィルヌーブのようにフォーミュラＥをバカにする発言をする人も
いますが、Ｆ１経験者のフェリペ・マッサやストフェル・バンドーンなど今季
から参戦しているドライバーがなかなか上位入賞が出来ないという事実があり
そんなに甘いものではないと思います。

3月10日に香港で第五戦が開催されるので、観に行きたいところですが経済的
理由により難しいです。（来年はソウルの市街地コースでレースが予定されて
いるので、確定したら観に行くように考えたいです。）

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