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女性が大好きなイチゴの季節 [限定・季節の食材]

子どもの頃にメインは会社員で、代々からの農家もしているという友達の家に
遊びに行くと、一緒についておいでと言われて、イチゴ畑に行って好きな場所
から食べて良いよという、おやつの時間がありました。

あの頃は品種なんてことは頭の片隅にもありませんでしたから、なるべく赤く
色付いたイチゴを見つけて、おやつを頂くというよりは餌を摂取する、という
勢いで、モグモグと畑のイチゴの株の間を動き回っていました。

大人になって、さすがに当時の友達の家にまでイチゴ食べさせて、と行くわけ
にはいきませんからね、浜名湖周辺の観光イチゴ狩り園に行ったり、静岡県の
久納山の石垣イチゴで有名な観光農園にまで出かけたこともあります。


strawberry_farm.JPG

あの頃のメイン品種は「女峰」と「豊の香」で、個人的な印象としては女峰は
少々固めで甘みと酸味のバランスがある感じ、豊の香は果肉が柔らかめで甘み
が勝っているように感じられ、豊の香の方が好きでした。

strawberry_color.JPG

あれから時は流れ、現在になって量販店で見かけるメインの品種といえば地域
によっても違うと思いますが、あくまでも東海エリア在住の私が見る限りでは
「とちおとめ」「あまおう」「紅ほっぺ」「濃姫」という感じで、女性好みな
可愛らしい赤色をイメージしたような名前が多いと思います。

イチゴの消費者のメインターゲットは、やはり女性だと思いますからね、
可愛らしく優しい語感の名前がウケると想定されているのでしょう。

毎年のように新しい品種が現れて、入れ替わりに消えていく品種もあれば新規
開発された品種に負けることなく、同じ売場を占有する品種もあって芸能界の
生き残り競争のような様相でもありますが、甘い香りと甘みと酸味がその時点
の世相とか毎年の春らしいイメージ広告の雰囲気にもっとも合っている品種が
売れるわけですから生産者の人達が予測をするのも大変だろうなと思います。

来年はどんな品種が出てくるのか、そんな楽しみもイチゴにはあるような気が
しますし、今年も今がシーズン真っ只中ですから、もしかしたら新しい品種が
出てきているのかも知れませんね。

ちなみに現時点で最高級とされているイチゴは濃姫を品種改良した「美人姫」
という品種で一粒五万円(最低でも一粒が五百円)です。

bijin-hime.jpg

別枠というか赤いはずのイチゴが白い、幻の白イチゴ「天使の実」という品種
もありますが、これが大体9-12粒で25000円ぐらいですからね「美人姫」
がいかに特別に高いかがわかります。

tenshinomi.jpg

ただ、個人的な最大の疑問としては一体誰が食べるの?というのがありますが
政治家への付け届けとか、あまり良い使い方はされていない気がします。
庶民の暮らしぶりが分かっていない政治家ほど役に立たないのはいないわけで
そういう役立たずの口に入ると考えると嫌な感じはしますが、イチゴは自分を
食べる相手を選べませんからね、不幸な話なのかも知れません。


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