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新千歳空港で大幅な遅延 [トラベル]

年末年始の休みが終わって、翌日から大部分の会社や学校が再開になる前日の
新千歳空港で大雪の影響から航空便の遅延や運休が発生というニュースが流れ
先月の新千歳空港での出来事を思い出しました。

Jetstar_spo.jpg

新千歳空港発、中部国際空港(セントレア)行きの最終便に乗ったわけですが
ドアが閉まりボーディングブリッジが外れて、スポットから押し出されて後は
エンジン始動という段階になって飛行機の動きが止まりました。

しばしの沈黙の後、ブレーキの不具合が発生したためという理由で元の場所へ
逆戻りをして、機長が機外へと降りて行きました。


しぱらくして戻ってきた機長の機内放送はブレーキの不具合は警告エラーでは
なく実際に問題があることが確認できたため離陸出ませんという内容で、結局
飛行機から降りて翌日の朝便への振り替えと当日の宿泊の手配をしてもらって
何もできませんでしたが、千歳で一泊して翌日帰りました。

この時は機材故障だったので、宿泊の対応をしてもらえましたが運送約款では
自然災害(台風や雨、雪による空港閉鎖)の場合は、代替便への振り替え以外
はしてもらえないので、不幸中の幸いという感じでしたが、今回のように大雪
だと空港内で寝るか宿泊費自分持ちになってしまいます。

それでもほとんどの人は粛々と手続きをしていましたが、二人連れの男の内の
一人がどうしても今日中にセントレアに着かないと困るから何とかしろと執拗
に迫っていて、必ず一人か二人はこういうクレーマーがいるんだな、というか
仕事があると言いながら予定通りに飛んでも22時過ぎにしか着かない便なのに
名古屋に着いてから今日中に大阪に行かなければならないとか、常軌を逸した
言いがかりをつけていてバカな男だなと思いました。

22時過ぎに名古屋について、名古屋で仕事をした後で大阪に移動して今夜中に
着くなんて新幹線も動いていない上に、そんなに短時間で済む仕事ってなに?
という感じで、何かを要求する口実に過ぎないのは明白です。

忙しいのは誰でも一緒、そんなことも理解出来ない社会性の無い輩は、今後は
一切予約を受けないように搭乗拒否名簿に掲載して国内の航空会社全てに通達
を流してほしいと思ったものです。

chitose-apt-1.jpg

という話はともかくとして、ある歌手が今回の新千歳空港の大雪で三時間以上
の遅延になったようで「千歳から自分が乗る予定の便が2時間10分遅れになり
自分が乗る予定の便の30分後に出発する便が30分遅れで出発、1時間半後の便
も30分遅れで飛ぶ予定。なぜこの便だけ2時間10分遅れなんだろう?」と遅延
時間にばらつきがあることについて、どんな理由があるのか、理解できないと
ツイートしたみたいなので、理由ぐらいはわかるので書いておきます。

羽田と札幌を結ぶ路線だとB777-300型機、名古屋と札幌だとB737-800型機
がJALの場合だと使用機材になると思いますが、片方は約500人の乗客数で
あるのに対して、B737は約1/3の160人なので到着後にシートカバーを変えて
機内清掃を行い、給油をして離陸準備をする時間は当然変わってきます。

chitose-apt-2.jpg

折り返し便として利用可能な機材は限られているというか固定されているので
先着順で到着機を割り振るわけにはいきません(積み込む燃料の量や搭乗客数
貨物のコンテナ数など、搭載量のバランスが計算されています)から、羽田に
向かう飛行機と名古屋に向かう飛行機が同じようにが到着が遅れても出発時間
が早くなるのは名古屋行きということになりますし、札幌と羽田を二往復した
機材と、沖縄と札幌と羽田との間を一往復ずつした機材ではそもそも羽田発の
時点で遅れが出ている可能性が高いので、朝便よりは午後便、さらに夕方便へ
そして夜便という感じで、遅れが積み重なるために遅延時間が増えるのです。

「使用機到着の遅れ」は出発時点での遅れかも知れないし、新千歳は混むので
滑走路があくまで上空待機をしている場合もあるので、まさに到着の遅れです
が、「使用機材の遅れ」というのは離陸準備の遅れかも知れないし、翼などに
着いた雪や氷を溶かす作業の遅れかも知れません。

chitose-apt-3.jpg

安全運航のために翼の雪や氷を溶かすのは当然しなければいけませんから命が
大切なのは誰もが同じですので、やはり大人しく待つのがマナーでしょうね。

誰一人としてクレームを入れる人がいないから日本は素晴らしいという表現が
あったようですが、残念ながら目立たないだけだと思います。
ただ怒鳴れば良いと考えているバカは必ずいたはずです。(どこでも見ます)

雪が降るのか当たり前の北海道の空港だから、雪が降っても当たり前に定時で
運航できるわけではないというのは実際にその場に行かないとわかりませんが
北海道で雪が降るというのは半端ないなというのは先月感じました。
※ 行きの便は滑走路が開くまで一時間上空待機でした。

これからも雪まつりとかあるので、北海道へ行く人も少なくないと思いますが
定刻通りに離着陸できる確率はそんなに高くないという部分については事前に
想定しておいた方が遅延や欠航時に慌てなくて済みます。

無理やり飛んだり降りたりして墜落したら何にもなりませんからね、航空会社
もそんな馬鹿なことはしませんから、遅れても仕方ないね、という心の余裕が
一番大切だと思いますし、誰もがそういう余裕を持って欲しいものですね。


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