援助交際で壊れていくのは誰 [海外の話題]
国々では、若い女性が年上の男性と金銭の援助を見返りに交際することを
シュガーダディ症候群と呼んでいます。
単純に金銭面の援助が欲しいだけでなく父親的な大人の愛情を感じること
が出来る年上男性との交際という意味合いで、シュガーダディという言葉
を使うようですが、少女が父親的な愛情を求めているのに対して男性側は
男と女の交際を望んでいるがために悲劇が起きるわけです。
少女は父親的な愛情を求めていると先に書きましたが、もちろん二人の間
に金銭が介在する以上は性的な関係を求められることも理解しています。
そして年長者の男性は同級生達のように、早急で短時間な自己満足が第一
の自己中心型のセックスではなく丁寧に時間をかけて愛してくれる、成熟
した大人の恋愛に繋がっているとも考えているようです。
そんなわけで金銭面の充実を求めて父親や祖父のような男性と交際を始め
いつしか疑似恋愛関係から恋愛関係へと進んでいったところで落とし穴に
はまってしまうことが危惧されています。
アフリカの年長者には、あまりコンドームを使う習慣がありません。
それが故に、HIVに感染している人の割合も年長者の場合は非常に高く
危険な性的関係であるわけですが、金銭と精神の両面で男性に頼っている
少女は男性に対してコンドームの使用を頼み難い状況となっているために
HIVの感染を広げていく一つの大きな要因となっているわけです。
そんなわけで、シュガーダディ症候群は倫理面と健康面で問題視されては
いるのですが現時点では、この関係を望む少女の数は増え続けているため
深刻な問題は混迷の度合いを高めているということのようです。
ちなみに、日本においても男性がコンドームを着けるのは嫌だと言った時
それでもコンドームを着けてもらうように言うことは出来ますか?という
質問に対して男性に嫌われたくないからコンドームを着けずにセックスを
すると答えた女性が三割程度いたというアンケート結果もあります。
自分の体を守り、将来の自分の家族も守るために、あまり素性を知らない
男性とのセックスの時にはコンドームを使い、コンドームを着けるのなら
セックスしないと言われたら、その程度の相手なんだと諦める潔さも必要
であると思いますので、日本での援助交際も、シュガーダディ症候群だと
言われないように男性も女性も自制が必要だと思います。
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