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パイロットもレベルの低い航空会社 [アクシデント]

先月末にインドネシア国内線のデンパサール発ジャカルタ行きの飛行機が
離陸から13分後にジャワ海に墜落し、乗員乗客189人全員が死亡する
事故がありましたが、その後の国家運輸安全委員会の調査により墜落機は
自動安全システムの誤作動(離陸前のデータ入力ミスによって、自動的に
失速の危険を検知して機首を下げる動作をした)により飛行の継続が困難
であったにも関わらず、自動安全システムが作動する度に手動で抵抗する
という操作を繰り返した結果、墜落したことがわかりました。

cockpit-lion_air.jpg

単純に言うと自動操縦装置が上昇角度が急角度なために、失速の危険性が
高いと判断して機首を下げようとしたにも関わらず、操縦士は目視で問題
はないと思ったために無理やり機首上げの操作をしたために、機体に異常
が発生して墜落したということで、データ入力ミスと操縦ミス(自動操縦
の自動安全システムのスイッチを切れば墜落は防げた)が重なったために
墜落した人為的ミスだったということです。


実はインドネシアの航空会社は世界でも最低ランクの安全性と評価されて
いて、国際線を飛ばしているガルーダインドネシア航空でも、数年前には
墜落の危険があるためにヨーロッパ域内の飛行は禁止でした。

先月墜落したライオン航空やアダム航空などは数年に一度レベルの頻度で
墜落事故を繰り返していますが、使用航空機は最新型の機材なので機体が
古くて故障していたというわけではありません。

Lion_air_crash-1.jpg

逆に最新鋭機(事故機はB737MAX=最新型機)であるが故に操作が
従来型とは違うために、従来型機の感覚で操縦をすると今回のように機体
の操作に不慣れであったがために、マニュアルに反する機体の操作をした
ことによって墜落させてしまったわけです。

Lion_air_crash-2.jpg

ライオンエアでは墜落事故の他にも国内線のジャワ発デンパサール行きの
便で離陸が遅延したお詫びとして、離婚経験のある女性CAを乗客に提供
するという機内アナウンスをしたために、副操縦士を乗務停止処分にする
というセクハラ事件も起こしていてモラルのレベルが低すぎます。

この時には飛行中にマイクを通じて別の乗務員の誕生日を祝っていた、と
いう指摘が乗客から出ていて、副操縦士が大きな声も出していたことから
酒に酔ってコックピット内でお気に入りのCAと不適切な行為をしていた
という疑いもかけられていました。

航空会社側は副操縦士は、いつも喘ぐような話し方をする上、マイクに口
が近すぎたために呼吸をしたり、話をする度にうめき声のように聞こえた
という言い訳をして酒に酔っていたという事実はなかったと回答しました
が、元々、そのような話し方の人ならば、必要であれば機長がアナウンス
をすれば良いですし、女性を提供するとか、飛行中に身内である乗務員の
誕生日を祝う言葉を乗客に聞かせる必要もないわけで緊張感ゼロです。

会社の対応も、この副操縦士に対する指導も安全な運航を第一にするべき
航空会社が行うべきことをしないで言い訳をしていたわけですから、安全
に対する考え方が根本的に違っているので事故が続くのでしょうね。

Lion_air_crash-3.jpg

第三者の評価としてライオンエアは航空会社の安全性と会社運営のレベル
を評価するサイトで、安全性、運営ともに星一つの評価を受けている航空
会社で、世界の400以上の航空会社の中でもワースト10にランクイン
しているレベルの航空会社ですからね、なにかを期待する方が無理な話で
モラルがダメなのも仕方ないのかもしれません。(最高は星七つ)

ちなみに、日本航空と全日空は安全性が星七つ、運営が星六つ半で並んで
ベストテンレベルになっていて、世界で最もまず機内食を出すことで有名
な北朝鮮の高麗航空でも安全性は星五つ半、運営は星二つ半ですからね。
ライオンエアがいかにダメな会社かが分かります。

ちなみにインドネシアの航空会社のメルパチ航空の安全性は、評価無しと
判定されていて、これを単純に見ると目的地に無事に着くのが奇跡みたい
というような感じで、日本との間を結んでいるガルーダインドネシア航空
でさえ、安全性は三ツ星ですからね、乗らない方が安心ですよね。。

インドネシアで国内線に乗るのは遺書が必要かもしれません。


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