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放送終了してしまった「ポンキッキ」の問題作 [テレビ・ラジオ・メディア]

今はもう放送されていませんが「ひらけ!ポンキッキ」という幼児番組が
朝の時間帯に放映されていた頃、番組の中の歌で「おっぱいがいっぱい」
という歌があったのをご存知の方は多いかと思います。



僕と妹が飲んで、おっぱいが出なくなってしまったけど、また赤ちゃんが
生まれたら出るようになるのかな?という子供の疑問を歌詞にした作品で
おっぱいがいっぱい出ると嬉しいなと歌っているわけですが、歌詞だけを
読むと放送倫理委員会から文句が出そうな部分もあります。


基本的にはテレビの放送内容というのは、時間帯に対象となる視聴者層が
見て問題なければ良いと思うのですが、最近は深夜帯の明らかに大人のみ
が見るはずの時間帯のエッチな番組にまでクレームの電話があるそうで、
子どもに見せたくないならテレビのコンセントを抜くとか、家庭内の躾の
問題ではないのですか?と言いたいようなことまでテレビ局に文句を言う
親がいるようでホントに日本の教育は大丈夫なんでしょうか?という気が
しないでもありません。

ガチャピンが歌った「たべちゃうぞ」という歌も、食べちゃうぞと子供を
脅す歌詞が怖いという視聴者からの抗議で放送自粛になりましたが、親が
一緒に見ているんだったら悪戯するとガチャピンに食べられちゃうからね
良い子にしようね、と言えばいいだけのことですよね。
なんだか子供よりも親の教育が必要なんじゃないの?という感じです。



問題作と書きましたが作品自体に問題があるのではなく、親たちの感性と
言うか、一部の親はテレビ番組の内容についての対応程度のことでさえも
自己解決能力が著しく低いことが露呈されたわけで、親のレベルが低いと
いう問題を炙り出した作品ということになるかと思います。

話は大きくなりますが、女性が授乳している様子を見ると不快に感じると
いう人に理由を聞くと乳首は猥褻物なので、人前で露出するも物ではない
なんてことを言っているのを聞いたことがありますが、極論を言えば人の
体に猥褻な部分などないと思っていますし、乳首でも女性器でもペニスで
あっても必要な部分であり、それがあるから生殖が成立し、子供が増える
わけですからね、本人の感情として恥ずかしいから人に見せないという話
ではなく猥褻=隠すべきものなんてことを大袈裟に言うから少子化も進み
子供のいないエリアが広がり続けているわけです。

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おっぱいが平和の象徴という話は聞いたことがありませんが、ポンキッキ
の歌の中にあるように、生まれた子どもを育むための器官としての乳房は
スケベ心を超越した存在として、平和の象徴だと言えないこともないとも
言えそうですから、そのような解釈で歌になっているのかも知れません。

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「おっぱいがいっぱい」という歌を一通り全編通して聴いた後で政治家や
教育機関の責任者など、権力を持った人間たちが男女の性欲を満たす機能
に限定して乳首を猥褻物だと判断するのか、乳幼児が栄養を摂取するため
の育児の機能を優先して広義に解釈した上で、平和の象徴だと認めるのか
判断基準と共に見解を出してもらえると日本の権力者が女性をどのような
目線で見ているのかわかるような気がします。


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