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ティラノサウルスから逃げ切れるか [シネマクラブ]

「ジュラシックパーク」と「ジュラシックワールド」のシリーズが好きで
次回作をもって「ジュラシックワールド」シリーズ三部作は最終回となり
恐竜たちが生き生きと動き回る映画はおしまいになるようです。





ディズニーの「スター・ウォーズ」シリーズのようにスピンオフドラマを
次々に考え出して、多少は中身が薄くても構わないので恐竜映画を続けて
欲しいと思っていますが、個人の要望で実現するほど映画会社も柔軟性は
ないと思うので、何かで気が変わるのを待とうと思います。


映画の中に登場する恐竜たちの中では人に馴れて仲間を守るために必死で
戦ったブルー(ヴェロキ・ラプトル)が好きなんですが、一般的に人気が
あるのは、クレアたちが危機になると唐突に現れて、悪役や敵役を素早く
仕留めてくれるティラノサウルスに人気があると思います。

アメリカでは時々、オークションで恐竜の骨格標本や化石等の競売があり
ティラノサウルスの骨格標本が出品されることもあるのですが、最低落札
価格が約3億円なんて世界なので、興味はあっても、さすがに化石を買う
というようなお金はありませんから、想像というか妄想の世界の中で映画
の情景を思い浮かべるぐらいが関の山なんですが、そんな空想も現代科学
の発達で、少しだけリアルなシミュレーション結果が発表されています。

単純と言えば単純なことなんですが、代表的な肉食恐竜の五種類について
骨格標本から割り出した筋肉と骨格の運動データをコンピュータに入力し
全力走行した場合のシミュレーションを、何度も(数千万回)繰り返して
地面を走る速さを推測した結果で、想像力を膨らませる数値としては相当
現実に当てはめることの出来るデータなんですよね。

体重数キロのコンプソグナトゥス(ジュラシックパークシリーズにも登場
していた小さな肉食恐竜。)の場合だと、身軽なために時速64キロの速度
で走るので現代最速の二本足の動物であるダチョウよりも速かったものと
推定されていますから、第一作のネドリー(パーク内の機能をマヒさせて
DNAの持ち出しを謀ったものの食べられてしまう。)は、車から降りて
走ったとしても絶対に逃げ切れなかったということになります。



また、ジュラシックパークシリーズでは、獰猛でありながら賢い肉食恐竜
として主役的な役割を果たしているヴェロキラプトルは時速39キロ。



時速で聞くとあまり速そうには感じませんが、100メートルに換算すると
9.23秒で走ることになるわけですから人間界で最速のボルトであっても
逃げ切ることは相当に難しそうな感じです。

ては、体重6トンで世界最大・最強の肉食恐竜と言われている T-REX こと
ティラノサウルスだとどうなのかというと、時速29キロ程度のスピードで
狙った獲物を追って走っていたようです。



車に乗るのが普通になっている人から見ると、時速29キロ程度ならば特に
逃げ切れないような速さではないと思いますが、秒速にして8.06メートル
100メートルに換算すると、12.41秒ですから、人間が自力で走った場合は
体力面や歩幅の面で逃げ切れそうにありません。

あの大きな鋭い歯で噛まれるとしたら、頭から一気に噛まれて即死の方が
安楽死できるのかなとか、でも、もしかしたら足の先っぽを噛み切った後
興味がそれて生き残れるかもしれないから噛まれるなら足からかな?とか
いろいろと考えていると時間が経つのがとても早く感じるほど、集中力を
持って想像することができて面白いのです。(マニアックですが)

なんて感じなので、可能であればティラノサウルスの歯のレプリカ標本で
構わないので欲しいなぁと思っている恐竜好きの私なのです。


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