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WBSS・ノニト・ドネアが準決勝進出 [スポーツ]

先日、井上尚弥選手がWBAバンタム級チャンピオンを防衛すると同時に
参戦している、WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)の
バンタム級一回戦を勝ち上がり準決勝に進出を決めましたが、WBSSに
参戦している要注目の試合が英国のグラスゴーで行われました。

対戦したのは19戦無敗でWBAスーパー世界バンタム級チャンピオンの
ライアン・バーネットと、過去に世界五階級制覇をしてフィリピンの閃光
と呼ばれるノニト・ドネアでした。

Ryan Burnett_1104.jpg

バーネットが25歳の若さなのに対してノニト・ドネアは35歳と10歳
の年の差があること、バーネットが上り調子なのに対してドネアは加齢に
よる衰えもあって下り調子ということで、過去の実績に対する名誉参加の
ように考えられていましたが、大方の予想を翻して挑戦者であるドネアが
勝って、WBSSの準決勝に駒を進めました。


試合開始直後から、最終ラウンドまでのペース配分をあまり考えていない
ようなペースで前に出てくるドネアに対して、バーネットも応戦し両者の
動きから最終ラウンドまで持たないような感じでしたが、第4ラウンドに
ドネアのパンチをかわしながらバーネットが右拳を突き出した途端に背中
の右側を押さえながらバーネットがキャンバスに膝をつきました。



4ラウンドはなんとか立ち上がりましたが、インターバル後の5ラウンド
の開始と同時にレフェリーに対して試合の続行が出来ない旨のアピールを
して棄権試合となり、ノニト・ドネアのTKO勝ちが決まりました。

見方によっては効いたパンチがないまま相手の故障(右を打ち出した時に
背中を痛めたような感じ)によってチャンピオンになったということでは
あるものの亀田兄弟のように最弱の対戦相手ではないわけですから相手の
運が悪かったのか、トレーナーによる練習も含めて体調管理が失敗だった
ということなのかは明確には分かりませんが、運も実力のうちという見方
をすれば運を味方につけたノニト・ドネアが強かったということですね。

今回の結果で、ドネア選手はWBAスーパー世界バンタム級チャンピオン
としてWBSSの準決勝に進出し、WBO世界バンタム級チャンピオンの
ゾラニ・テテ(強打者として有名な南アフリカの選手)と対戦することが
確定し、もしもゾラニ・テテに勝った場合は決勝進出になります。



決勝ではもう一方の準決勝で対戦する、井上尚弥とIBF世界バンタム級
チャンピオンのエマヌエル・ロドリゲスの勝者との試合になるわけですが
井上尚弥が勝つと見ているので、これまた年齢差を考えるとゾラニ・テテ
が勝ち上がり、井上尚弥とゾラニ・テテがWBA、WBO、IBFの王座
とWBSSの優勝を目指して戦うのではないかと思っていますが、今回の
ようなアクシデントもありますから、ノニト・ドネアに勝って欲しいのが
本音の部分ではあります。

以前からノニト・ドネアは好きな選手なので、出来れば井上尚弥との対戦
は無い方が良いのですが、一番強いバンタム級選手を決めるのがWBSS
の趣旨ですからね、強い者同士が戦うことになるのは必然ですね。


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