吉野ヶ里遺跡の2000年前の土器 [日本の歴史]
画像の整理をしていて出てきた佐賀県の吉野ヶ里遺跡の写真です。

吉野ヶ里遺跡では、発掘調査の進展と共に大量の土器が発掘されていると
いう事情があるからか、他所の遺跡ではなかなか触らせてもらえない土器
に直接触れるという体験が出来ます。
今までには、時代は違いますが静岡県の登呂遺跡とか奈良の明日香村とか
にも行っていますが、あんなに無造作に発掘した物が展示してあったのは
初めてだったので少し驚きました。

吉野ヶ里遺跡では、発掘調査の進展と共に大量の土器が発掘されていると
いう事情があるからか、他所の遺跡ではなかなか触らせてもらえない土器
に直接触れるという体験が出来ます。
今までには、時代は違いますが静岡県の登呂遺跡とか奈良の明日香村とか
にも行っていますが、あんなに無造作に発掘した物が展示してあったのは
初めてだったので少し驚きました。
実際に触ってみると、本来の意味での手作りですから厚みも均一ではなく
無骨な感じがしますが、二千年前にここで生活していた弥生人はこの器の
中に何を入れていたのだろうか?なんて、いろんな情景を思い浮かべつつ
全く飽きることなく展示コーナーで土器を触っていました。
私のように想像の世界に遊ぶ人は他にはあまりいないようで、ほんの数分
程度、物珍しそうに土器を触ったら、そのまま立ち去ってしまう人ばかり
だったのが私的には意外に感じましたが、実際には私の方が変わり者だと
いうことなのかも知れませんね。
土器の中には大きなカメ棺もあり、埋葬された形態の人骨も発見時の姿で
展示されていますが、さすがに人骨は本物ではなくレプリカです。
展示室内には貝殻(大きな牡蠣の殻)やイノシシなどの獣の骨、炭化した
米など食事の様子が想像できる遺物や、墓地から発掘された複製品の人骨
も展示されていて、本で読んだ邪馬台国のイメージ通り(本の内容自体が
吉野ヶ里遺跡を取材して書かれているということもあるでしょう。)で、
本当に時間が経つのが早く感じられました。
卑弥呼が統率していた邪馬台国は奈良地方という説が有力ですが現在まで
に発見された文献には載っていない幻のクニが吉野ヶ里遺跡ということも
絶対にないとは言えないわけで卑弥呼の双子の姉妹が国を治めていたとか
そんな空想をしながら見て歩くとワクワクしたものです。
Facebook コメント
Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved
この様な埋葬品が見られるのは昔を知るのにもいいですね。
土器野や破片やヤジリは那須でもよく拾いました。
by 旅爺さん (2018-11-02 09:19)
現代の暮らしの中でそれらに触れられるのはいい機会ですね。此方にはまずないです。
by JUNKO (2018-11-02 12:10)
旅爺さん:
コメントありがとうございます。
大体の博物館は展示品はレプリカで、都道府県営とか国立レベルの
博物館でも実物であってもガラスの向こう側で手に触れることは
出来ないところが多いので、実際に触れるのは想像が膨らみました。
遺跡の調査とか、たまに募集を見ますが仕事をしながら行けるほど
近い場所にはないので、このような機会は貴重でした。
目で見るだけでなく、手で触れることで質感を感じられるのは
とても良い経験になりました。
by suzuran (2018-11-03 23:51)
JUNKOさん:
コメントありがとうございます。
奈良の飛鳥にも何回か行きましたが、古代の遺物に触れられるような
そんな展示はありませんでした。
吉野ヶ里遺跡は相当量の遺物がまだ発掘されていないということで
破片を貴重品扱いしていたら保管庫がいくつあっても足りないぐらい
のレベルだという見方も出来るかも知れませんね。
by suzuran (2018-11-03 23:56)