日本の秋を彩る紅葉 [地球環境・自然・宇宙]
雅やかな風情を娯楽に昇華した、日本人の感性が有効に発揮される時期に
なりまして、紅葉で有名なところはこれからが稼ぎ時ですね。
紅葉が赤くなることを科学的にいくら説明されても感動なんてしませんが
緑色だった葉っぱが真っ赤に燃え上がるように色が変わることには心から
美しいと感じる日本人の感性は、他国に誇り得る美的感覚だと思います。
愛知県では香嵐渓の紅葉が有名でライトアップもされていますが、本来の
日本的な感覚からすると樹木に対して負荷のかかるライトアップは如何な
ものかとは思うものの観光産業が衰退に向かっている現状を考えると少々
自然には優しくないかも知れませんが、共存共栄できる範囲内で自然界に
協力してもらうことも致し方なしなのかも知れません。
で、本題なんですが。
都市部では、なかなか紅葉の紅葉を見ることは難しいのですが街路樹など
でも使われている銀杏は見る機会が多いと思います。
独特の葉の形とか、鮮やかな黄色の葉っぱとか子どもの頃には、落ち葉を
集めて遊んだりもしましたが、銀杏の葉っぱが道路に落ちると一転して、
凶器になるので要注意です。
油が含まれているので踏むと靴底が滑ったり、車道だとタイヤが滑ったり
して思わぬ事故の原因になりますし、張り付くと取れないんですよね
街路樹として銀杏の木が植えられている道沿いを歩いたり、車で走ったり
する時で、特に雨降りの時には特に注意が必要だと経験者は思います。
後、銀杏の木には銀杏=ギンナンがなる木(メスの木)と、ならない木が
ありますが、銀杏本体を包んでいる部分はとっても臭いんですよね。
街路樹程度ならいいんですが、全国で一位の銀杏出荷量を誇る祖父江町と
いう町が、私の住んでいるところから40分ほど車で走ったところにあって
今の時期にその辺りを走ると銀杏の臭いが凄いです。
街路樹の下で、いくつかのを先を争うように拾っている姿はほほえましい
姿だと映りますが、町の中で周囲一帯に独特な銀杏の臭いが漂っている、
というのは、なかなか厳しいものがあります。
農作物として栽培しているので仕方ないとは思いますが、銀杏の収穫時期
には祖父江町の銀杏栽培エリアには近付かないようにしています。
ちなみに若かりし頃、会社の先輩に無理やり連れて行かれたスナックで、
銀杏三粒を楊枝に刺して焼いたものに塩をパラッと振って出されたことが
あって、若い人にこんなのを食べさせると今夜は寝られなくなっちゃうね
なんてママさんに言われましたが、特に何の問題もなく普通に寝ました。
銀杏の精力増強効果は嘘なのか、私が今でいうところの草食系だったのか
その理由はいまだ解明できていませんが、銀杏は単純に臭いけど美味しい
と思います。
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