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ミック・シューマッハがF3で年間優勝 [モータースポーツ]

フランスのリゾートでスキー中に転倒し、岩で頭を打って脳に障害を受け
スイスの自宅で療養している元F1ドライバーで年間チャンピオン5連覇
の記録を持つミハエル・シューマッハの息子であるミック・シューマッハ
がヨーロッパF3シリーズの最終戦で年間優勝を決めました。

Mick Schumacher_F3 Champ.jpg

F3の年間チャンピオンになったことにより、F1ドライバーとして参戦
するために必要なスーパーライセンスを取得したことによって、条件面で
合意するチームがあればF1デビューが可能になりました。

とはいうものの現時点の2019年の各チームのドライバー契約状況では
シートが未確定なのは3チームの4つだけということになっていて、現役
ドライバーの契約延長や移籍交渉などの進捗によってF1への参戦が可能
になるかと言うとかなり難しいのが実際のところです。




そもそもミック・シューマッハのサポートをしているメルセデスAMGは
既に来年のドライバーとしてルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスと
契約し、エンジンを供給しているウィリアムズ、フォース・インディアも
未確定ではあるもののほぼドライバーは決まっていることから、来年から
F1でデビューするためには既に契約しているドライバーとの契約を白紙
に戻す必要があることから、ミハエル・シューマッハの息子ではあっても
あくまでもF1では未知数のドライバーのために違約金を払ってまで契約
の見直しをするチームはないと思いますから、来年は一つ上のカテゴリー
のF2で走ることになるでしょうね。

来年のF1のシートについてはトロ・ロッソのみがレッドブルに昇格する
ピエール・ガスリーの交代として、ダニール・クビアトが復帰することは
確定していますが、ブレンドン・ハートレーについては期待を下回る成績
ということで、来年のシートは確定していないため、メルセデスとの契約
を解除(他チームでの機会を得るためという理由であって、能力が低いと
いう理由ではありません)されたパスカル・ウェーレインが競合する候補
として名前が出ているため、今年の最終戦までのブレンドン・ハートレー
の結果によってどちらかのドライバーと契約することになるようです。



ということで、トロ・ロッソは一つのシートを用意ことは不可能ではない
ということになりますが、本来なら同じくF3に参戦しているレッドブル
の育成ドライバーであるダニエル・ティクトゥムがスーパーライセンスを
取得して来年からトロ・ロッソで走る、という計画があったにも関わらず
ダニエル・ティクトゥムがミック・シューマッハに完敗したことで計画に
狂いはが生じたわけなので、ミック・シューマッハと契約するというのは
選択肢としてはあり得ないですからね、やはりF2への参戦でしょう。

メルセデスAMGは既存の二人とも2020年までの契約のようですから
F2で一年戦った後の2020年は、メルセデスのエンジンカスタマーで
あるウィリアムズかフォース・インディアからデビューして2021年の
規格変更からメルセデスAMGで参戦という形になるような気がします。


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