バート・レイノルズさんが心不全で死去

１９７０年代、８０年代にマネーメイキングスターとして、数々の作品に
出演したバート・レイノルズさん（82）が心不全で亡くなりました。

学生時代はアメリカンフットボールの選手として活躍し、その後俳優業に
進路を変更して舞台俳優として多くの役柄を演じて役者修行をした後から
テレビシリーズへと活動の場を広げ、さらに映画にも幅を広げて主演した
「ロンゲスト・ヤード」で知名度を上げて出演作が増えました。



私が中学生から高校生の頃の作品が特にヒット作が多く、元スタントマン
のハル・ニーダム監督（バート・レイノルズのスタントを担当）とは友人
関係となり、「トランザム７０００」の原案をまとめたハル・ニーダムに
監督として作品を手掛けるようにアドバイスをして監督デビューを後押し
し、大ヒットしたことでマネーメイキングスターの地位を得ました。

その後、裏方であるスタントマンにスポットを当てて、元スタントマンの
ハル・ニーダム監督だからこそ映画が成功した「グレートスタントマン」
（腰を痛めて半身不随になる危険を冒してジェットエンジンを搭載した車
で谷を飛び越えるスタントを成功させるという話でハル・ニーダム本人の
実体験も交えて作られた話らしい）を完成させた後で、ブルース・リーを
見出した香港のプロデューサーのレイモンド・チョウが、香港で裏社会に
狙われたジャッキー・チェンをしばらくアメリカに逃すためにアメリカで
製作した「キャノンボール」「キャノンボール２」でもハル・ニーダムと
一緒に映画を作っています。





女優のサリー・フィールドがお気に入りで、共演作品も多くて恋愛関係に
あったような話は出ていましたが、ずっと恋人のままという感じで結婚は
するようなことはなくそれぞれの道に別れてしまいました。



セクシー俳優として持て囃されたこともあり、フルヌードのピンナップも
発表されたりしましたが、後にあれは失敗だったとコメントを出している
のがなんか可愛い感じがしました。



まだまだ現役で２０１９年公開予定のクエンティン・タランティーノ監督
の新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド（原題）」への
出演が決まっていましたが、全く撮影に入ることなく亡くなりました。

レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが主演する作品に出演する
ことを楽しみにしていたぐらいで、家族も病気が悪化していることに全く
気付かないぐらい小康状態を保っていたようですが、心不全により唐突に
亡くなってしまったのは残念です。

日本でも海外でも、若い頃から知っている役者さんが亡くなっていくのは
寂しい限りなんですが、それもまた人間も生物ですから仕方ないことでは
あるとは思いつつもやっぱり残念だなと思います。

そんなことを言っているうちに自分自身の順番も来るわけですけどね。

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