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バンジージャンプに代わる冒険 [海外の話題]

人は退屈な日常生活(仕事の中でもドキドキハラハラはあるものですが)
に飽きてくると、死なない程度のスリルとサスペンスを体感したいようで
手軽な方法としては遊園地(アミューズメントパーク)で、絶叫マシンと
呼ばれているジェットコースターや、地上数十メートルから一気に落ちる
フリーフォールなどに乗ると日頃のストレスが解消されると言う人(女性
に多いような気がします。)がいますよね。



もう少しお金がかかって場所が限られてきますが、ハーネスを付けて高い
橋の上などから川や池に向かって飛び降りるバンジージャンプとか、逆に
背中にパラシュートを付けてモーターボートに引っ張られるパラセールと
いった危険度の高いアトラクションもあります。


バンジージャンプは、海外で父親の目前で娘が地上に叩きつけられて死亡
する事故が起きていますし、日本でも飛び降りるために高い足場に上った
ものの飛び降りる直前に怖くなってしまい、ハーネスを付けてくれた係員
に抱きついた状態で二人一緒に落ちてしまったために命綱などの安全装備
を付けていなかった係員が地面に激突して死亡する事故もありました。

それを言い出したら安全なはずのジェットコースターの車輪が整備不良の
ために亀裂が入っていたことを見抜けず、走行中に脱輪して立ち乗り乗車
していた女性の頭部がコースターの柵に衝突して死亡する事故や乗車時に
シートベルトがロックされていないまま乗っていた人が、コースターから
投げ出されて地面に落ちて死亡する事故もありました。





ただ、確率的には数万分の一以下のレアケースである、という見方の下で
遊園地の遊具は運行が許可され、バンジージャンプもわざわざ怖い思いを
したい人のために、ロープなどの安全点検の実施を条件に商業利用が認可
されていて、スリルを体感したい人の欲求を満たしています。

世の中にバンジージャンプが浸透し、そんなに希少な体験でもなくなると
それ以上に珍しく、かつスリルを感じられて、それでも死ぬ危険性は皆無
に近い安全性が保障されたアトラクションを求める人たちがいることから
バンジージャンプ発祥の地であるニュージーランドに、飛び降りるのでは
なく、人間が石の代わりにパチンコ(スリング・ショット)で飛ばされる
ネビス・カタパルトというアトラクションが出来ました。

バンジージャンプと同じように安全確保のためのハーネスを付けて、渓谷
に突き出したバンジージャンプ用の足場からゴムの伸縮による力を使って
飛び出すもので、飛び出す高さは150m、射出された後1.5秒後には
時速100キロに近いスピードで空中を飛ぶ体験ができます。



12歳以下の子供と体重26キロ以下の人は制限されますが、ハーネスが
固定されないので人間だけが飛んで行ってしまうような危険なことになる
ことが予測されるのでダメなんでしょうね。

料金はおひとり様一回255ニュージーランドドルで日本円に換算すると
約1万9千円と決してお安くはありませんが、事故に遭った場合の保険代
なども入っているのかな?

ちなみに海外で危険なスポーツで怪我をしたり死んだりした場合、通常の
海外旅行傷害保険では免責になる契約になっているはずなので、万が一の
事故の場合にはパラグライダーやパラセーリング、スキューバダイビング
スカイダイビング、車や自転車のレースなどは保険金は出ません。

スリルを味わうのは個人の趣味なんですが、もしもの場合、特に海外での
アクシデントの場合は危険レベルの高いことは自粛した方が良いです。


ニュージーランドには、こんなのもありますけどね。

最終的には個人の意志ですが、大怪我をして病院に行って応急処置までは
してもらえても日本に移送する費用や家族が渡航する費用まで損害賠償で
賄えるかというと微妙な問題なので、慎重に考えた方が良いです。


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