SSブログ

夏から初秋に危険な毒虫 [地球環境・自然・宇宙]

夏休みももう終わりということで、小・中学生が森林や清流の川辺などに
近付いて虫に刺されたり、咬まれたりという被害は減るわけですが、今度
は大人達が盛夏を過ぎて朝晩は涼しくなった雑木林の中を歩く森林浴とか
里山歩きに出かけることが増えてきます。

ira_kemushi.jpg

真夏に活発に活動していた甲虫類は徐々に減っていきますが、雑木林の中
では、イラガの幼虫がまだまだ葉っぱの裏に張り付いているので要注意な
存在になっていて、猛暑の年に多く発生すると言われていますから雑木林
の中を歩く時は注意が必要です。


緑色の体にサボテンのようにトゲトゲが出ていて、いかにも危険だぞ!と
自己主張しているような見た目なので、あえて触れるようなことはないと
思いますが、最近は大人でも自然に触れる機会が少ないので、どんな樹木
に危ない毛虫が付いているのかということも、わからない場合がほとんど
だと思いますので、里山だとしたら、柿・桜・梅・欅・栗・胡桃・花水木
などには近付かないのが無難です。

イラガの幼虫に刺されると、とにかく半端な痛みではありません。
本によっては、電撃的な痛みだと表現されていますが、それは決して誇張
ではなく、本当に刺された瞬間は小さな毛虫だとは思えない痛みです。

ira_kemushi-2.jpg

私は一度刺されただけですが、もう二度と刺されたくないので公園などを
歩く時も樹木には近寄らないようにしているぐらいです。

夜になると、この幼虫たちは木の上の方の葉っぱの裏などに隠れますので
夕方以降は心配ありませんが、夕方以降や薄暗い森の中ではムカデが登場
する場合があるので要注意です。

甲虫類の昆虫採集に適した夜間には、あまり心配はなくなりますが、夜に
なると、今度はムカデが活動を開始します。

mukade.jpg

短い脚がたくさんあって、ノロノロと気だるげに動いているのはヤスデで
こちらは見た目が良くないだけで噛まれるようなことはありません。

ムカデは頭部が赤く、動きも俊敏なので比べて見ればすぐにわかりますが
基本的に益虫(厳密には虫ではありません)なので、何かの間違いで攻撃
をしかけてこない限りは無闇に殺すようなことはしないで下さい。

最後に、日本最恐の危険な昆虫はスズメバチです。
林の中に分け入ると、どこからともなくスズメバチが飛んできて、周囲を
飛び回りながらカチカチと音を出すことがあり、人間に対して近付くなと
警告する昆虫なんてスズメバチぐらいのものです。。

この警告音はかなり大きな音なので、ちょっと注意すれば確実にわかると
思いますから、林の中に入ったり、里山の山歩きをする時には、周囲には
充分に気配りをして、注意するようにして下さい。

スズメバチがカチカチと音を鳴らしている時は、近くで巣作りをしている
から近寄るなよという警告ですから、その警告を無視して近寄って行くと
第一波の防空部隊の攻撃を受けることになります。

suzume_bachi_tree.jpg

もしも、この防空部隊を払い落としたりすると、第二派のスクランブルが
発令されて、精鋭の緊急発進ということになりますから、警告段階で早め
に場所を離れるのが、お互いに被害を出さずに平和解決をする道です。

基本的に私は警告段階で、退避するようにしていたのでスズメバチ軍団の
襲撃を受けたことがないので、襲撃を受けた場合のことはわかりません。

緊急時の知識としては知っていますが、実践していないので効果も不明な
ことなので、紹介は控えさせていただきます。

無用な戦いはしない、というのは自然と共存するために大切なことなので
スズメバチだからといってなんでもかんでも殺すことは止めましょう。


nice!(61)  コメント(6) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 61

コメント 6

JUNKO

綺麗な虫には毒があるんですね。気をつけなくちゃ。
by JUNKO (2018-09-04 10:17) 

青い森のヨッチン

これからの季節は近くのブドウの棚にスズメバチが集まってきます。
以前、貰ったブドウにスズメバチが1匹紛れ込んでいて肝を冷やしましたがブドウに夢中でそのまま屋外にブドウごと放り投げました。今でも一番の恐怖の瞬間です。
by 青い森のヨッチン (2018-09-04 12:30) 

ぼんぼちぼちぼち

わっ!虫 怖いでやす・・・・・(◎o◎:
by ぼんぼちぼちぼち (2018-09-04 22:21) 

suzuran

JUNKOさん:
コメントありがとうございます。

毒牙があるとか、毒棘がある、毒針を持つなどそれぞれに武器を持つ
昆虫たちは警戒色なので、見るからに危険な感じがします。

綺麗な虫には毒があると理解していれば危険は最低レベルになりますが
世の中には危険なことに対して感性が低い人がいるものですから、
小学校や中学校の同級生で一人や二人はハチに刺されたり、毛虫に
刺されたりしている子がいたものでした。

黄色や赤など、いかにも危険そうな虫には近寄らないのが最良です。

by suzuran (2018-09-05 00:18) 

suzuran

青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。

スズメバチでも普段はそんなに狂暴でもありませんが、営巣時期は
かなり神経質に偵察に来ますね。

スズメバチは肉食なのでブドウに興味はないと思いますが、ブドウに
付く小さな虫を肉団子にして幼虫の餌として巣に持ち帰るので、
多分、肉団子作りに専念していて警戒心が薄かったんでしょうね。
刺されなくて良かったですね。

私はアシナガバチとミツバチには刺されたことがありますが、あの
痛さを思い出すと、スズメバチには刺されたくないです。
アシナガバチに刺された時は中指を刺されましたが腫れて人差し指
薬指と三本が動かせなくなりましたから、ハチ毒は強力です。

by suzuran (2018-09-05 00:26) 

suzuran

ぼんぼちぼちぼちさん:
コメントありがとうございます。

虫怖いと逃げてしまうのが一番賢い対処法でしょうね。

そういう普通の感覚を持っていたら、子供の頃に数多くのドッキリに
遭遇することもなく、野生児のような日常を送ることもなかったと
今になって思いますが、残念なことに時間は元に戻りません。

by suzuran (2018-09-05 00:29) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved