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アロンソ引退の原因はマクラーレン? [モータースポーツ]

元ルノーF1のチーム代表で、フェルナンド・アロンソのマネジメントに
関与しているフラビオ・ブリアトーレの言い分によればアロンソが引退を
引退をすることになったのはマクラーレンが勝てる車を与えなかったから
ということなんですが、それって正当性のある理由なんでしょうか。



ルノーでワールドチャンピオンを獲得してフェラーリに移籍して、その後
マクラーレンに移ることを選択したのは、誰に強制されたのでもなく実際
に車を運転するフェルナンド・アロンソだったわけです。


故アイルトン・セナとアラン・プロストが16戦15勝のホンダ最強時代
を作ってきた歴史的な事実はあっても、現場から離れて浦島太郎のような
ホンダのエンジンで最初の年から勝てるなんてことは、素人ではない故に
理解していたはずですし、その後の低迷期もマクラーレンがホンダに対し
契約解消を迫ったようにアロンソ自身も契約解消をして他のチームに移る
決断をすることは可能だったはずです。

アロンソの走りは衰えていない、だから勝てないのはマクラーレンが悪い
と短絡的に決めつけても、メルセデスもフェラーリもアロンソを必要とは
していないという事実があるわけですから、マクラーレンでは勝てないが
メルセデスなら勝てるという根拠はどこにもありません。

レッドブルチームのクリスチャン・ホーナーがチーム内にカオスを起こす
人間は要らないと発言し、フェラーリでは同僚だったフェリペ・マッサも
アロンソは、バイザーを下げると全く人が変わると評していることからも
トップチームの中で居場所を無くしたのはアロンソ本人の性格によるもの
であって、勝てそうなチームには行けないけれどマクラーレンに残っても
勝てそうな状況にない、だから一旦引退してマクラーレンが戦闘力を高め
トップチームと戦えるレベルになったら戻ってきても良いなんて自分勝手
なことを言っているようでは来年以降もトップチームからのオファーなど
絶対にないと思いますので、結局は自分で蒔いた種で引退したわけです。

マクラーレンのドライバーはホンダがエンジンを供給していた頃から文句
は言っていましたが、メカニックやエンジニアに対してエンジンについて
的確なフィードバックを返している様子もなかったので、車の習熟度合い
を上げて、チームと共に問題点を解決していくというのではなく、単純に
エンジンが回らない、パワーが足りないと言っているだけのドライバーで
あって、開発に関わることはしていませんでした。

マクラーレンと別れてからホンダのエンジニアは、マクラーレンは速さを
高めるよりもドライバーの運転しやすさを優先したセッティングに神経を
使っていたという話をしていましたが、与えられたじゃじゃ馬のような車
を乗りこなしての速さよりも、運転しやすい車でさらに早くなければ勝つ
ことが出来ないというようなヤワなことを言っているドライバーが必要な
チームなど無いと思いますが、マクラーレンはそれでもアロンソがいつか
戻ってくるのを待っていると言っているのですからね、なんとお人好しで
浮世離れしたF1チームなんだろうと思いますが、ザク・ブラウンが解任
されたらアロンソの完全引退は間違いないだろうなとも思います。

速いドライバーなのは間違いないと思いますが、個人的には好きじゃない
元ワールドチャンピオンです。


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