SSブログ

土星からの侵略者に地球人は対抗できるか? [地球環境・自然・宇宙]

1996年公開なので20年以上も前のアメリカ映画なんですが、火星人
が地球侵略にやってきて、当初は友好的な態度を示していながら歓迎式典
で、平和の象徴の鳩が空に放たれるのと同時に生き物を骸骨化する光線銃
を使って地球人に対して攻撃を開始するという内容のキワモノSF映画で
タイトルは「マーズアタック」でした。



膨大な地球人が殺害されるわけですが、一瞬にして緑色の骸骨になるため
残虐性は感じられないというか、そもそもコメディ映画として製作されて
いるだけにアメリカ大統領をはじめとして政権幹部は間抜けで、軍人達も
有効な対抗策を見つけられないままなんですが、偶然によって火星人たち
を倒すのに有効な手段が見つかって地球は守られるという映画です。


脳がむき出しの頭に金魚鉢のような宇宙服を着ていますが、スローテンポ
の音楽を聴くと(曲名はSlim WhitmanのIndian Love Call)脳がポンポン
と爆発して火星人たちは憤死するわけです。



この映画がコメディである前提は火星人はいないという常識です。
映画が製作された当時から比べると火星探査は進んで、火星人の存在自体
を肯定するものはありませんが、ネズミのような生き物らしき影が映った
とか人工的な造形物があるなんて話はあって、以前は火星人が住んでいた
とか生物は存在しているのではないかという見方もあります。

そんな中で、火星よりももっと地球から離れている土星の衛星の中の一つ
エンケラドスで、厚い氷に覆われた海から噴出した水蒸気の中から、水素
分子を検出したことが発表されました。

space_saturn.jpg

エンケラドスでは水素を含んだ大量の熱水が海底から噴出しているものの
海水の表面は厚い氷で覆われていることから、海の中は太陽の紫外線など
の影響を受けることなく生物が生きていける環境が保たれているという説
を完全に否定することは出来ないわけです。

水素は微生物のエネルギーとなり、微生物はより大きな生物の食料となり
その中に海底都市を建設する人間がいたとしても現在の観測能力では発見
することは出来ません。

もしも、海底都市に住んでいる半魚人が地球人以上の科学力を持っていて
マーズアタックのように地球侵略を考えたら、地球人はそれに対抗する力
を持っているのでしょうか?

海底で生活できるだけの科学力があれば、地球に向かって大型宇宙艦隊を
派遣することも不可能ではないかも知れません。

一つの地球の中で揉めている愚かな指導者が何人もいるようでは、宇宙の
彼方から来た敵に勝てるとは思えませんので、もっと冷静に物事を考えて
行動できる真の意味での指導者を求めたいです。


nice!(16)  コメント(0) 

nice! 16

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved