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お墓の約半数が無縁仏…無理もない [人間関係・生活情報]

後一か月もしないうちに旧盆ということで、生まれ育った実家に墓参りに
行くという人も少なくないかも知れませんが、実際のところ山里など田舎
の人口減少は想像以上に早い速度で進んでいて、先祖からのお墓の面倒を
みる人が亡くなって無縁仏化しているお墓がたくさんあるようです。

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熊本県人吉市では市内の全墓地の実態調査を行なったところ995カ所の
にある墓1万5123基の内の6474基が無縁墓だったことが判明して
中には墓地のうちの8割が無縁だったところもあったようです。


お墓を引き継ぐというのは想像以上に大変なことで、地域毎に若干の違い
はあるかと思いますが、墓守さんにお金を払わなければならないところや
お墓の周囲の草むしりが義務化しているところもあるようで、都市生活を
しながら実家のお墓の面倒をみるということは金銭面でも精神面でも予想
を大きく負担が発生する場合が多いようです。

私の父親が亡くなった時も墓地は生前に用意していましたが、墓石や周囲
の装飾などにかかる費用が少なくても150万円、標準的には300万円
と言われて、さらにお寺の儀式やお墓に納骨する際のお布施なども含める
と500万円ほどが必要になると言われて墓地の権利を譲渡しました。

boseki_sample.jpg

金銭面だけでも一般家庭がお墓を持つことの大変さを感じましたが、墓石
を建立した以上は、孫子の代まで墓石の掃除や草むしりなどを引き継いで
いってもらわないと困るので、もしも市外に引っ越したとしても、一年に
一度はお墓の面倒を見ますという誓約書みたいなものを書かされることも
知って、私はともかくとして孫子の代が見たこともない先祖の面倒をみる
ことが義務化されるなんてことは、まっぴらごめんだろうなと思ったので
お寺で永代供養をしてもらうことにしてお骨を預けました。

なんてことが日本各地で当たり前になっているのは当然というか、お墓に
数百万円をかけることが先祖を幸せにすることに繋がるだろうか?という
ごく簡単な疑問に多くの人が気付いたことが大きいと思います。

私がもしも死んだ後で、お爺ちゃんのために五百万円をかけてお墓を作り
二百万円をかけて納骨式を執り行わせていただきます、嬉しいでしょ?と
霊前で報告されたら夢枕に立って、お墓なんて要らない!お寺と葬儀屋と
石屋に騙されてるんだから墓など作るな、納骨式なんてするなと、夢枕に
立ってでも反対するつもりです。

そんなことにお金を使うのなら生きている自分達の生活を豊かにするため
に使いなさいというのは死んだものとして当然思うことだと思います。

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高松には、無縁仏や親族が面倒を見られなくなった墓石を引き取る会社が
あるようで現在までに一万基(一基の引き取り料は一万円)が引き取られ
まだ八万基の余力はあるようですが、年間で300基は確実に増えている
ということで、将来的には墓石の巨大な墓場になるようです。



「千の風になって」がヒットしたために檀家がお墓を大切にしなくなった
と八つ当たりをする生臭坊主もいるようですが、元々、死者を悼むことは
心の中でどれだけ手を合わせるかであると思いますので、これからも墓石
が減って、心の中で死者を思う人が増えることは確実でしょうね。


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