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「キック・アス」リブート版? [シネマクラブ]

クロエ・グレース・モレッツが準主役(主役はキック・アスを演じた少年
アーロン・ジョンソンと見るべきでしょうね。)のヒット・ガールとして
出演したアクション映画「キック・アス」のリブート版とクロエちゃんが
演じたヒット・ガールにスポットを当てた新作映画を「キック・アス」の
製作・脚本・監督を務めたマシュー・ヴォーンが計画しているようです。



個人的に「キック・アス」という映画が好きなので、誰もが知っていると
思っていますが、全国ではロードショー公開されていないので、知る人は
知っているけど知らない人は全く知らない少々、残虐描写が問題になった
映画だったりするわけです。






2010年の公開なのでネタバレという見方はないだろうなということで
簡単にストーリーを書くと奥さんを自殺に追い込まれたギャング団に復讐
するために娘のミンディ(ヒット・ガール)を殺人のエキスパートとして
育てたビッグ・ダディ(日本でテレビに出ている素人のおっさんではない
ですよ)とスーパーヒーローに憧れるデイヴ(キック・アス)とギャング
の戦いを描いた映画で、父親を殺されたミンディとデイヴがギャング団の
本拠であるビルを襲撃して復讐を果たして終わります。

続編では、ギャング団の後を継いだ、あまり頭の良くないレッド・ミスト
改め、マザー・ファッカー(感情的になって自分の母親を日焼けマシーン
で焼き殺してしまうという事故を起こし、マザー・ファッカーを名乗る)
が、キック・アスに対する復讐のためにロシア人や東洋人の刺客を雇って
キック・アスの父親を殺害し、キック・アスも手にかけようとしたところ
でヒット・ガールが奪還、最終決戦という流れになります。







続編はジャスティス=正義のために戦うはずが、キック・アスが女性との
情交に夢中になってしまうとか、前作とは違って散漫な部分が散見されて
興行的にも批評的にも、そして完成した映画を観た出演者からも、評判が
良くなかったので三作目は作られませんでした。

というところでのリブートの話が出て、クロエちゃんにも三作目に興味が
あるかというインタビューが行われたわけですが、二作目の公開から五年
経っていて年齢的にも続きにはならないですし、監督自身がリブート版と
言っていることから続編ではなく、別の女優でヒット・ガールを創作する
ということなので私が演じることはないと見ているようです。

クロエちゃんにとっては第一作の好評に対して、第二作の不評ぶりが残念
だったようで、第一作のヒットガールのイメージを大切にして欲しいので
「キック・アス」のシリーズに出るつもりはないようです。

ヒットガールの単体作品はヒットガールが大人になった姿を描くという話
とビッグダディとの修行の様子を描くという話がありますが、大人の女性
になったヒットガールは、恋愛とかそんな話も絡んできて生々しい感じに
なってしまいそうですし子供の頃のヒット・ガールだと、クロエちゃんの
イメージが強いので難しそうですよね。

色恋とは無関係で、銃器の取り扱いとナイフ投げに特化したヒットガール
というのも現実性が無さ過ぎますが、第二作のようにセクシーなシーンや
お下品なスラングばかりでは評価が下がるのは目に見えていますからね。

そりゃクロエちゃんが出演するとは思えませんが、クールな殺し屋に専念
するというのも、ジョン・ウィックの女性版みたいで今一つになりそうな
感じなので、監督も難しいところでしょうね。

結局は話が煮詰まらなくて無くなるような気がしないでもありません。


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