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レッドブル・ホンダが正式契約 [モータースポーツ]

自社のシャシー開発能力の劣化については全く触れることなく、勝てない
理由を全てホンダエンジンに押し付けたマクラーレンとの関係を解消して
今年はトロロッソと前向きな関係を前進させているホンダがスペインGP
以降のレッドブルとの交渉を真摯に成就させ、2019年からの二年間は
レットブルレーシングとトロロッソの2チームとパートナーシップを組む
契約が正式に発表されました。



ルノー、ザウバー、ハースなどのミドルグループでの戦いで成果を挙げて
シーズン前の予想以上の信頼性を発揮しているトロロッソホンダがさらに
上位のトップ3グループにいるレッドブルと契約をしたことで、30年前
にマクラーレンとウィリアムズにエンジンを供給していた頃のように上位
4台が全てホンダエンジンという結果を見られるかもしれないということ
になるわけで、商売第一、レースで勝つのは二の次だったマクラーレンと
袂を分けた甲斐があったと思います。


メルセデスとフェラーリのエンジン出力がホンダのパワーを上回っている
ことは当然、理解しますがメルセデスのエンジンを積んでいてもシャシー
の空力性能やドライバーの力量によってはウィリアムズのように最下位が
定位置になりそうなチームがありますし、フェラーリのエンジンを搭載し
ストレートのスピードが速いハースでもドライバーのドライビング技量が
低ければ、ほぼ毎回のレースで接触事故やトラブルを起こしていることで
エンジンのパワーだけがF1を制するわけではないことがわかります。

逆の見方をすれば、現在はルノーエンジンとほぼ同一レベルのホンダでも
現在のF1チームの中で、もっとも優れているとされているレッドブルの
シャシーに搭載されることでポテンシャルは向上し、来年早々に表彰台の
真ん中にレッドブル・ホンダのドライバーが立つこともあると思います。



契約が切れるエースドライバーのダニエル・リカルドが残留するかは不明
ですが、マックス・フェルスタッペンかも知れないし、トロロッソからの
昇格が考えられるピエール・ガスリーかもしれません。

実質的にルノーとは有効的な関係ではなくなっていることも、エンジンの
サプライヤー変更に進んだ大きな理由の一つだとは思いますが、ホンダの
勝利に対する信念が素晴らしいから、そしてホンダという会社に対しても
強くリスペクトの気持ちを持っていると交渉に当たったホンダの山本雅史
モータースポーツ部長が感じたということなので、マクラーレンのように
上から目線で金は出しても口は出すなという対応はしないと思われます。

今年もまだ三分の一が終わっただけですので、来年のレッドブル・ホンダ
の始動までにトロロッソ・ホンダとしての実績を積み上げて、強いホンダ
の復活が現実になることを期待しています。


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