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予想以上に強かった井上尚弥選手 [スポーツ]

先日、嘘で塗り固めたような三階級制覇をした元チャンピオンが引退試合
と称して有料で公開スパーリングをして、四年以上も実戦から退いていた
元チャンピオンをKOして「どんなもんじゃい」と吠えるという失笑モノ
の興行がありましたが、本当に強い選手の試合を見て、現在の現役王者が
いる限り、ボクシング=悪態をつく頭の悪い奴の見世物というイメージに
戻ることはないという安心感がありました。



スーパーフライ級最強のチャンピオンからバンタム級に転級して挑戦者と
してリングに上がる井上尚弥選手の前の試合でWBC世界ライトフライ級
チャンピオンの拳四朗が2Rに挑戦者のガニガン・ロペスを右ボディーの
一発でリングに沈め、三度目の防衛に成功した試合も拳四朗の強さが存分
に発揮されていい試合でした。


拳四朗は試合前でも笑顔を見せる余裕があるのが良いと思いますし、笑顔
が可愛らしい(私は男性に恋心は持ちませんので誤解しないように)のが
また良いところだと思います。

先日似非引退興行をした三兄弟の長男のようにメンチを切るだけの一昔前
の不良のようなパフォーマンスには辟易なので、彼のような自然体の青年
を見るとそれだけでも好印象を受けます。

そしてメイン試合の井上尚弥選手ですが、三兄弟の三男に二度勝っている
ジェイミー・マクドネル選手を1RでTKO勝ちということで、この階級
でも挑戦者がいなくなるんじゃないかと思える強さでした。



バンタム級のチャンピオンは他の団体(井上選手が獲得したのはWBA)
にも最強クラスのチャンピオンがいますが、これらの選手とは今後開催が
決まっている、ワールドボクシングスーパーシリーズで戦うことが確定と
いうことになりましたから、井上尚弥選手のもっと強い相手と戦いたいと
いう望みは実現することになりますね。(ドラゴンボールの悟空みたい)

日本の選手は体格的にバンタム級が適正クラスなので強い選手が出てくる
と言われていて、辰吉丈一郎、薬師寺保栄、長谷川穂積、山中慎介などの
名前がバンタム級の代表的な選手として記憶にありますが、井上尚弥選手
の名前が今回の試合で上書きされました。

今後の試合がとても楽しみな選手ですが、一つ苦言があります。
井上選手ではなくメディアの紹介(リングアナウンサーもコールしている
ので大橋ジムが考えたのかも知れませんが…)で、モンスターと呼ばれて
いますが、ビジュアル的に整った顔立ちで、頭も良くて礼儀正しく好青年
の井上選手のキャッチフレーズとしてモンスターはどうなんでしょう。

強さという点に絞り込めばモンスター=怪物でも間違いではないのですが
もう少しカッコいいキャッチフレーズがあると良いと思います。


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