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TOTO結成40周年記念アルバム [音楽]

腕利きのスタジオミュージシャンがバンドを結成したり、ソロアルバムを
リリースするのが流行ったわけでもないですが、そんな流れが盛り上がり
を見せていた時にその流れをけん引するようにデビューしたのがTOTO
だったような記憶があります。(記憶違いかもしれません)



ラリー・カールトンやリー・リトナーが日本のミュージシャンのアルバム
クレジットに目立っていた頃、TOTOのスティーブ・ルカサーも日本の
ミュージシャンがニューヨークやロサンゼルスでレコーディングをした際
よく名前が出ていたので、あまり大きくは間違っていないかと思います。




TOTOがデビューした頃はジャーニーやボストン等も活動を始めた頃で
商業的に成功したバンドは産業ロックと「真のロックファン」から蔑みの
対象にされていましたが、ビジネスとして音楽を志しておきながらヒット
しない=人に知られない音楽こそがロックなんて単なる自己満足であって
そういう売れないバンドでもヒット曲を出すと金儲けに走ったなんて批判
している卑屈な人間が「真のロックファン」なんて普通は思いません。

そんなわけで「産業ロック」とか「商業ロック」なんて、偏屈かつ卑屈な
人間しか理解できない言葉は事実上、死語になっているはずです。



そういう話はともかくとして、バンドの中心をなしていたポーカロ三兄弟
のうち、ドラムスのジェフ・ポーカロは殺虫剤のアレルギーによる中毒死
ベースのマイク・ポーカロはALS(筋萎縮性側索硬化症)によって死去
しているため、現在の再活動メンバーとして参加しているのはスティーヴ
・ポーカロのみになっています。



40周年記念盤では約30年前にジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロが
健在だった時に収録された曲に現在のメンバーの演奏を加えて完成させた
「Spanish Sea」という曲が新曲(未発表曲)として入っています。



ミキシングをしたのがボブ・クリアマウンテンということで、甲斐バンド
が「破れたハートを売り物に」以降、ニューヨークでのレコーディングと
ミックスダウンを始めた理由になった名エンジニアは現在でも、ここぞと
いう時には指名のかかる大御所として健在のようですね。



2月11日から、40周年記念のワールドツアーがスタートしていますが
日本には来ないのでしょうか?東京まででも聴きに行きたいと思います。


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うめむす

スティーブ・ルカサー大好きでした!
TOTOは、腕利きのミュージシャンの集合体でしたので、
テクニック的にすごかったのですが、
それ以上に楽曲の良さを感じました。

by うめむす (2018-04-22 02:17) 

suzuran

うめむすさん:
コメントありがとうございます。

スティーブ・ルカサーのギターは浜田省吾さんのアルバムでも
聴くことが出来ますね。

バリバリのロックではなく、優しいタッチのキーボードと
切れ味の鋭いスティーブ・ルカサーのギターに狂いのない
リズムセクションがTOTOの最大の持ち味だと思いますが、
その演奏力を存分に活用している楽曲はTOTOのメンバーが
作っているからこそだと感じています。

「I Won't Hold You Back」は何度繰り返しても聴けます。
by suzuran (2018-04-22 21:58) 

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