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名脇役の大杉漣さんが急死 [訃報・追悼]

映画やドラマで強面の暴力団幹部の役を演じたり、バラエティー番組では
俳優としての役柄とは全く似合わない面白い一面を見せてくれる、多彩な
役者さんのイメージが強い大杉漣さんが急死しました。

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現在出演中のドラマ「バイプレイヤーズ」の関東地方でのドラマの撮影を
終えてホテルに戻り、食事をして自室に戻ったところで体調が悪くなった
ため、共演者(田口トモロヲ、遠藤憲一、松重豊、光石研)とのLINE
グループに体調が悪いというメッセージが入ったため、松重豊が付き添い
近くの病院に行ったようですが、そのまま急性心不全で永眠されたという
ことで、共演者の人たちに看取られての最期だったようです。


ここ数日、寒暖の差が激しく屋外に出ての活動は中高年にとっては厳しい
というのは確かだと思いますが、それでも66歳ですからね、常日頃から
体調管理もされていると思うので、バスルームでのヒートショックなどの
なんらかの理由で体調が急激に悪くなったということなのでしょう。

大杉漣さんは若かりし頃は主に日活ロマンポルノやVシネマなどテレビの
ドラマにはあまり縁がありませんでしたが、北野武監督の「ソナチネ」に
出演してから北野武監督の映画の常連になり、ブルーリボン賞や毎日映画
コンクールなど日本の主要な映画賞で助演男優賞を受賞して、下積み時代
からの演技力が評価され、その他の映画やドラマの貴重な脇役として活躍
されていましたが、全く何の前触れもなく逝ってしまいました。


今年の1月には高知を旅した映像が公開されていました。

猫好きで自宅で飼っている「トラ」を題材にした「大杉漣の風トラ便り」
というブログを10年近く続けていて、多くの芸能人は更新が止まったり
ブログ自体が消えてしまうことが多いのですが、実直な性格であることが
こういう部分でわかりますね。

真面目な人はストレスが心臓に来るとも言われますから、何にストレスを
感じていたかはわかりませんが、人間ですから多かれ少なかれはストレス
を感じていたはずですし、いくつかの要因が重なったことで急性心不全と
いう致命的な病気を突発的に発症してしまったのかも知れません。

まだまだ大杉漣さんの存在を必要とするドラマや映画は多かったはずだと
思いますし、そんな存在だからこそ亡くした痛手は大きいでしょうね。

志半ばで逝かれた大杉漣さんのご冥福をお祈りします。


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yoko-minato

大杉漣さんは好きな俳優さんの一人でしたので
急逝されたと聞き、びっくりしました。
まだやはりお若いですよね。
残念です。
by yoko-minato (2018-02-23 08:22) 

suzuran

yoko-minatoさん:
コメントありがとうございます。

人生50年の織田信長の時代ならともかく、66歳という年齢は
早逝という表現を使っても問題ない若さだと思います。

寒い時期の体に対するストレスは自分自身でも予兆や違和感に
気付かないぐらい急激に堪えるものなのかも知れませんね。

30代、40代でも急性心不全や大動脈解離で亡くなる人がいる
現実がありますから誰もが注意しなければいけませんね。

by suzuran (2018-02-25 09:10) 

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