それでも温暖化は止まらない

今年の冬はアメリカ東部で冷凍庫並みの氷点下になったり、温暖なはずの
マイアミで寒気が流入して、イグアナの体がフリーズ状態になって木から
ポロポロと落ちてきたりという珍事が続出し、ロシアではマイナス５０℃
の超低温状態になり、日本でも各地で数十年ぶりの積雪量になるなど寒い
冬になったことから脳天気なトランプ大統領のように深く考えもしないで
地球温暖化は嘘だったなんていう間抜けな発言をして嘲笑の対象になった
国家指導者も現れたりしました。



一部の気象学者は氷河期の始まりだと主張していますが、年間の平均気温
は２０１６年の観測史上最高に続くレベルで、決して温暖化が解消されて
地球上からリスクが消滅したわけではなく、産業革命前と比べて一度以上
平均気温が高いのですから、自然界に対する負荷は軽減されておらず地球
の生態系にも影響は出続けています。

寒い冬は交通機関への影響なども甚大なので大々的にセンセーショナルに
報道されますが、暑い夏の場合は水着の女性がビーチで微笑む写真と共に
報じられることが多く、人類のうちの半分を占める男性はその写真を見て
もっと暑くなれば、布地の面積はもっと減るだろうなんて感じで深刻さを
感じることは少なく、温暖化の進展が自分たちの将来にどのような結果を
もたらすのかまでは考えないのが普通になっています。



個人的には寒いのは大嫌いなので、日本の年間平均気温が２０度ぐらいで
香港のように冬でも１６度ぐらいあれば幸せな日々になると思いますが、
ライチョウやオコジョなどの野生動物は絶滅し、冬野菜を栽培するために
今以上の経費が掛かるようになるなど、日本自体が根本的に変わることに
なりますからね、そこまでは望んでいません。

ハリウッドではブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオなど環境に
関心の強い人が多く、地球温暖化を少しでも遅くするための方策として、
シャワーを週二回に減らし石鹸も使わないようにしているようです。

ブラッド・ピットは離婚する前にアンジェリーナ・ジョリーから獣臭いと
言われていたみたいなので、離婚原因の本当の理由は行き過ぎた環境保護
活動だったのかも知れませんが、これからの２０年で誰の行動がもっとも
適切だったのかがわかるようになることでしょう。

タグ：平均気温 氷河期 環境保護 地球温暖化 寒気