サザエさんの新スポンサー決定

自業自得とも言える業績の悪化で、メインスポンサーの東芝が番組からの
撤退を発表した長寿アニメの「サザエさん」のスポンサーが入札によって
西松屋チェーン、アマゾンジャパン、大和ハウス工業に決定したことが、
報道されています。



「サザエさん」不要論なんていう意味不明なプログ記事をどこかの大学の
准教授が発表して、スポンサーが撤収するのを機に昭和の時代を良き時代
のように描く「サザエさん」は時代に合わないから放送を止めるべきだと
いう議論が活発化するなんて話がありましたが、結局そのようなことなど
全くなくて、人気が低迷して放映終了の良いきっかけになるとフジテレビ
も喜ぶどころか、値段を下げてスポンサーを探すどころか有名企業が入札
に応じて日本国内で最大の利用者を持つＬＩＮＥでさえ、入札で負けると
いうことで大企業間の競合はかなり激しかったようですね。

あの暴言で有名な整形外科医の高須クリニックも、入札に参加しましたが
順当に落選して、人の顔を作り替えることで利益を得ている美容整形外科
の病院が、ある意味（昭和の）ファンタジーのような番組のスポンサーに
なるなんて違和感と嫌悪感しかありませんので、少なくともフジテレビの
営業部門は一定の倫理観を持って、スポンサーを先行したのではないかと
推察します。（番組の内容に合わないスポンサーはおかしいでしょう）



クリニックの院長はスポンサーに決定した大企業に力負け（提供金額面で
不足した）とツイッターに書き込んだようですが、スポンサーに決定した
企業を見ると赤ちゃん用品の西松屋とか、表面上ではコンプライアンスに
厳しいアマゾンジャパン、家族の幸せを育む企業としてのイメージを重視
している大和ハウス工業ですから、金銭面での高額提示をした企業だけが
選ばれたというようには思えません。

ヒトラーを崇拝するような発言をしたり、世の中のルールに文句をつけて
金持ち優遇を求めるような人間性に問題のある経営者が常日頃からテレビ
などのメディアで放言しているような企業はファミリー番組のスポンサー
に適切だとは思えないので、今回の決定は正しいと思います。

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