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イグアナが木から落ちる寒波 [海外の話題]

北極からの寒波によってマイナス50度近くまで気温が下がる超低温状態
のカナダや機体に着いた氷雪や凍結した滑走路のために3000便以上の
航空機が欠航しているニューヨークなどのアメリカ東部は素肌をさらすと
10分以内に凍傷にかかると警告が出ている状況になっています。

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ニューヨークやシカゴなどは地球温暖化の懸念が話題になった頃から北極
の気温が上がったために寒気を封じ込めることができない、という現象が
起きるようになったため、アメリカが低温になっている理由を正確に理解
出来ない人(トランプ大統領も含む)たちは地球温暖化を否定する方向に
話を持っていきたがりますが、実際には温暖化の確実な進展が北極の気温
を高め、強い寒気によって弱い寒気を包み込むことができない状態になり
アメリカ、ヨーロッパ(時には日本も含まれます)などの北半球に寒気が
流入しやすい状態が続いています。


今年はアメリカで最も南部にあたるフロリダ州にまで寒波が流入して普段
寒さに対する備えのないイグアナが、体が凍り付いて木から落ちるという
現象が次々に起きているため心配した住人がSNSに投稿するという動き
が広がっているようです。

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イグアナは気温が7.2度以下になると寒気によってショック状態になり
体が凍り付く(氷漬けではなく凍り付くですので誤解のないように)状態
になるために樹上で歩いていたままの姿で落ちてくるようです。

cold-iguanas-2.jpg

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心臓発作を起こして死んでいるわけではなく、歩きながら冬眠状態に突入
したようなものですので、呼吸は出来ていますし、生体機能は維持されて
いるために1~2日以内に気温が上昇すれば元に戻るようですが、低温が
長引けば死んでしまうことになるので、問題は小さくありません。

年間の平均気温は最高を更新している2017年でしたが、気温が上がる
と極地に影響が及んで冬には極端な低温になる現象が続いています。

このまま地球温暖化が進めば、夏は酷暑、冬は極寒という二極化が進んで
気温の変化に対応できない爬虫類や両生類、水中で暮らしている魚類にも
大きな危機が来ることになりそうです。

cold-shark.jpg
サメも凍ります。

寒いから温暖化は進んでいないというお気楽なアメリカ大統領はアメリカ
全土に原油掘削の認可を与えようとしているようですが、環境破壊がさら
に進むようだと地球の生態系に回復不可能な打撃を与えてしまいます。

今の状態を止めることができるのは誰なのか?地球の寿命は後30年だと
いう悲観的な見方は的中する方に動いているような気がします。


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