ドキンちゃん・鶴ひろみさん急逝 [訃報・追悼]
のブルマの声を演じていた鶴ひろみさんが首都高速道路の路上で停車中の
車内で意識不明の状態で保護され、救急車で病院に搬送されましたが死亡
が確認されました。
年齢は57歳で死因は大動脈剝離(解離)ということで、突発的に一気に
症状が進む病気のため、予防は出来ないものの予兆としては背中の痛みが
数日前ぐらいから直前ぐらいまでのタイミングで起きるために大動脈解離
で亡くなった人の中には、背中の左側(心臓から大動脈が繋がる辺り)に
湿布薬を貼っている例が多くあるようです。
今回の鶴さんの場合は、車を運転中に三層ある動脈が内側と中間層の間が
剥離(解離)したことによる激痛を感じて、運転していた車を左に寄せて
停止しハザートランプを点灯するまでは意識があったものの、車を止めた
直後に意識を喪失してそのまま命を落としてしまったようで本当に残念で
思い残すことの多い旅立ちだったことが想像されて胸が痛みます。
車を運転中に大動脈解離や心筋梗塞によって車が暴走し、歩行者や対向車
の乗員が死傷する事故がここ数年目立つようになっていますが、鶴ひとみ
さんは薄れゆく意識の中で車を止めた上、他の車が車道上の車に衝突して
事故に巻き込まれないようにハザートランプまで点灯していたというのは
日頃から本当に周囲の人を気遣う優れた人格者だったのでしょうね。
大動脈解離は、縦に裂けた動脈の中に入り込んで溜まった血液が心臓側に
逆流することにより心臓を覆う心膜と心嚢の間に血液が溜まることにより
心臓が拍動する度に血液によって心臓の動きが制限される心タンポナーデ
の状態になってしまうため、病院の中で発症しても命を救うことが難しい
致命的な病気で、40代から70代ぐらいの多くの芸能人が大動脈解離や
大動脈瘤破裂で亡くなっています。
胸の痛みを感じた時にCTを撮ると大動脈瘤は破裂する前に見つけること
が出来ますから、背中の痛みや胸の痛みを感じた時には早めに循環器科の
あるクリニックや病院を受診することをお勧めします。
ドキンちゃんもブルマも現在でも新作映画が作られていますので、重要な
役柄の声が変わることになってしまい、鶴ひろみさんのファンのみならず
アニメ作品の製作スタッフにとっても大きな損失ではないかと思います。
鶴ひろみさんのご冥福をお祈りいたします。
コメント 0