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キタサンブラック・天皇賞連覇 [競馬]

今年の有馬記念を最終レースにして引退が決まっているキタサンブラック
が台風の影響で不良馬場になった東京競馬場で天皇賞・秋(2000m)
に出走して一番人気に応えて優勝しました。



同じ年の天皇賞(春と秋にあります)を春と秋に連覇したのは史上6頭目
というのも大きな記録ですが、今回のレースではスタートのタイミングを
間違えてゲート内で扉に当たって後ろに引いた瞬間にゲートが開いたため
出遅れてしまうというミスがあったものの天才、名手と呼ばれる武豊騎手
の騎乗によって後ろからのスタートがのはずが最終コーナーを抜けた時点
で先頭になり、武豊騎手の表現では「馬が気を抜いてしまった」ぐらいの
余裕があったようですが、最後はしっかりとサトノクラウンをねじ伏せて
宝塚記念の9着の雪辱を果たしました。


引退までの残りレースは、ジャパンカップと有馬記念だけになりましたが
競走馬を引退しても子孫を残すという重大な使命がありますからね、落馬
して怪我をしたり予後不良なんてことになったら日本競馬界の大きな損失
になってしまいますから、勝ちに行くのも大切ですが、種牡馬として活躍
するために元気なままで引退することが一番大切なような気がします。

キタサンブラックのお父さんは弟のディープインパクトのように競馬では
勝てませんでしたが、父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘアと
全く同じ両親のブラックタイドということでサンデーサイレンス系の血統
を受け継ぐ重要な任務が控えています。

blacktied.jpg

ちなみにお父さんのサンデーサイレンスは馬でありながら猛獣と呼ばれる
ほど気性の荒い馬で、ディープインパクトは三冠を圧倒的な強さで勝って
誰が乗っても勝てるんじゃないかと言われていましたが、元名騎手だった
岡部幸雄さんの解説によれば、武豊騎手だから乗れる馬であって、並みの
騎手では乗りこなすことも出来ないぐらい気難しい血統を受け継いでいる
ということで、キタサンブラックもそういう気性を受け継いでいる部分が
あると言われていますね。

サンデーサイレンスはもう存在しませんが、母のウインドインハーヘアは
ノーザンホースパークで見られます。(去年、会いに行ってきました)

deepimpact_ss.jpg

キタサンブラックの叔父さんのディープインパクトにも大きなニュースが
あって、アイルランド出身のメイビー(英国の名門クールモアスタッドの
所有)との間に生まれた牡駒のサクソンウォリアーが英国のドンカスター
競馬場で開催された、レーシングポストトロフィーステークス(2歳・英
GⅠ・芝1600m)に出走して優勝しました。

来年はダービーに出走する予定で、もう既に一番人気になっています。
社台スタリオンステーションのみならず、日本の競走馬生産・育成レベル
は世界でも有数の規模にあり、近い将来に日本生産馬がダービーの一着に
なる日もそんなに遠くはなさそうな気がします。





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